うつ病の再発を予防するには?3つのポイントを看護師&心理相談員が解説
必要以上に頑張りすぎてうつ病を再発
うつ病で長期休養をし、周囲の人に迷惑をかけた分、社会復帰を果たしてから、必要以上に頑張りすぎ、心身ともに疲弊してしまい、再発する方も少なくないのが現状です。
まじめで、自分のことよりも、仕事や他人のことを優先しがちな傾向にある方は、病気で迷惑をかけたことに責任を感じやすいようです。
その結果、仕事や人間関係のストレスを抱えこみ、生活のリズムを崩し、心のバランスを壊していくケースがしばしば起こります。
心に疲労がたまりやすいことを理解する
うつ病は「心が出したサイン」と考えると、うつ病を発病する前と同じ方法で、仕事や人とのストレスに対応しても、同じように心が悲鳴を上げますし、再発した場合にはもっと治りにくくなります。
「自分は心に疲労がたまりやすい体質」であることを理解して、生活リズムを極力崩さず、疲労がたまったと感じたら、休息とリフレッシュを十分にとることが、再発予防につながります。
また、うつ病が再発しやすいことを、あなた自身が、そして家族を含めた周囲の方にも理解してもらうことが大切です。
うつ病になる前に戻ったように見えても、ダメージを受けた心が以前と同じような体力に戻るのは長くかかるものです。
これは、手術をした傷が年単位で、寒さや疲れで“古傷が痛む”のと同じことです。
心は見えないために気が付きにくいですが、大きな病気をした後のように、徐々に心を社会の環境に慣らしていくことが、再発予防になります。
まとめ
うつ病の再発を予防ための対策は、
②必要以上に頑張りすぎない
③心の疲れがたまりやすい体質であることを知る
になります。
そして、あなた自身が心を許せる友人や医師・カウンセラーなどに気持ちを吐き出すことや、心がリラックできる方法をいくつも持つことも、うつ病を再発しないための方法です。
あなたが過ごしやすい場所を見つけてみましょう!
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- 本記事は2016年7月30日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。