コミュニケーションの苦手意識を克服!手軽にできるアサーティブな行動とは?
「アサーティブな考え」とは…
・話し合いでは、相手の話をきくこと、自分の意見をいうことの両方が大切だ。
・聞き入れられないこともあるかもしれないけれど、言ってみないと分からない。
・(たとえ、年下・部下でも)、話しあいの結果、お互いが納得することが大事だ。
・自分の受け止め方と相手の受け止め方は違うし、考え方も違う。
・お互いの意見は違っても、話し合うことで納得できる答えに達する。
・相手が私に賛成してくれないけれど、私は△△したいから、話しあってみよう。
・迷惑かどうかは、相手が決めること。とりあえず、話しあってみよう。
といったものが考えられます。
アサーティブな行動とは?
・落ち着いて話す。相手からの質問を受ける。
・「あなたが○○をしたい理由はなに?」
・「私は、……と思う。」、「私は、……と感じた。」(アイ・メッセージ)
・「あなたは、○○だと思ったんだね。私は、××だと思ったよ。」
・「○○を、××にして欲しいな。」
などが考えられるでしょう。
これで少しイメージがついたかもしれませんが、アサーティブ・コミュニケーションとは、単に主張するのではなく、お互いが対等になり、意見を交換して、二人の妥協点を考えるコミュニケーションと言えます。
アサーティブには色々な考え方がありますが、アサーティブになるために必要なことは以下の4つだと考えています。
アサーションに必要なこと
1.自分の気持ちに気づくこと
自分の気持ちに気付かないと、感情的に相手を非難してしまったり、相手の意見や主張に振り回されてしまうことがあります。
自分の中から出てくる気持ちをつかまえることは難しいことです。
自分の気持ちに気付くヒントとして、「こうするべき」「これは絶対に良い」「これは正しい意見だ」と判断せずに、自分が感じたように感じてみてください。
また、自分の気持ちに気づくことと、その後、どう行動するかは別のことです。
あなたは、自分の気持ちを伝えることも、自分の気持ちを伝えないでおくこともできます。
2.自分の気持ち、考え、意見を素直に表現すること
自分の気持ち、考え、意見、を素直に表現してください。
素直に自分の気持ち、考え、意見を表現しなければ、相手は、何をどうしたらいいのか分からなくなり、いらだったりすることもあります。
自分の気持ちを伝えることで、相手を傷つけてしまいそうなときは、「私は…」で始まるアイ・メッセージを使ってみましょう。
アイ・メッセージとは、「私はこう思う」「私はこう感じる」「私はこう感じる」「私はこのようにしてほしい」「私はこのようにしたい」のような言い方です。
3.相手の気持ち、考え、意見に耳を傾けること
自分と同じように、相手の気持ち、考え、意見を大切にしてください。
相手を大切にするには、相手の気持ち、考え、意見に関心を持つこと、それを肯定することが大切です。
相手の気持ちや考えに耳を傾ける一つの方法は、質問することです。
「どう思うの?」「どう感じたの?」そんな言葉を少し挟むだけでも、相手は大事にされたと感じます。
言葉の受け取り方は人によって違います。コミュニケーションにおいて誤解やズレは、当たり前に起こっています。
自分のことが上手く伝わらないことも、相手のことをよく理解できないことも起こります。
コミュニケーションは、この誤解やズレを修正する作業が必要になります。
4.自分の行動に責任を持とうとすること
あなたは、どのような状況にあろうとも、自分の行動を自分で選択する権利を持っています。
「行きたくなかったのに、断れなかった。」などの後悔は、自分の行動を選択する権利を使っておらず、自分の選択する行動に責任を取っていない状態といえます。
また、責任を取らなければならないと考えると、失敗するのが怖いという心理が働く場合があります。
しかし、人は誰でも失敗する権利を持っていますし、完璧である必要もありません。
責任は取れる範囲でとれば良いのです。大切なことは、何度も挑戦してみることです。
ただし、人間のコミュニケーション場面では、批判されたり、喧嘩するなど、そもそもの出発点がアサーティブになりづらい場面が色々とあるのも現実です。
そのようなときに、アサーティブならば、どのように対処するか、という点も大事になってきます。
次回以降で、その辺りにも触れたいと思います。
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- 本記事は2016年7月30日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。