泣くと得られる心理学的7つの効果とは?臨床心理士が解説
最近では、「涙活」という言葉も聞かれるようになりました。
泣ける映画や本、音楽などにふれ、意図的に涙を流す体験をすることで、気持ちのリフレッシュや癒しを得ようとする人が増えてきているようです。
悲しいとき、うれしいとき、悔しいとき、怒っているとき…。あなたが最後に泣いたのはどんなときでしょうか。
普段よく泣くという人もいれば、めったに泣かないという人もいるかもしれませんね。
泣くことは、心にとっても体にとってもメリットがたくさんあります。
今回のコラムを通じて、泣くと得られる心理学的効果を知って、涙と上手に付き合っていく方法を考えていきましょう。
「泣く」は弱虫?
子どものころ、「泣く子は弱虫だよ」と言われたことはありませんか?
泣いたらダメだという信念ができあがると、私たちはだんだんと泣くことに対して抵抗を感じるようになります。
「人前で泣くのはみっともない」
「泣くことで周りに迷惑をかけるのではないか」
そんなふうに考えて、泣きそうになる自分を否定してしまうこともあるでしょう。
でも、もともと人の体は、気持ちが高ぶると涙が出るようにできています。
悲しいときも、うれしいときも、その高ぶりすぎた気持ちを落ち着けようとする体の自然な反応が、「泣く」ということなのです。
涙が出るのは、あなたの心と体がしっかり機能している証拠。
決して恥ずかしいことではありませんし、あなたの心が弱いわけでもありませんよ。
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- 本記事は2019年3月22日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。