うつで仕事探し…できる仕事か・通勤できるかがポイント
仕事を探す上での2つのポイント
・できる仕事かどうか
・通勤できるかどうか
気をつけるのはこの2点だけです。
面接の段階で仕事の裁量がどのくらいあるか、有給がどのくらいあるかなどは正直言ってわかりません。
勤め続けて、後から働きやすい環境に変わっていくこともあります。
そこまで続けられるかどうかが最大のポイントです。
求人の内容を見て、仕事内容が想像できるものが続けやすいです。
多少、給料が希望と違っても続けられるかどうかの方が重要になります。
続ければキャリアになり、自信につながります。コツコツ積み上げる心持ちがいいのかな、と思います。
通勤は、
・体と心が耐えられる程度の通勤ラッシュか
・朦朧としてもなんとか帰ってこれる距離か
など「最悪パターン」を想定しましょう。
私は悪化している時は、何時にどうやって家まで帰ってきたか曖昧なくらい朦朧としていたり、苦しくなっていた時期がありました。
交通事故にあったり、対人トラブルに発展するリスクも高まるので、
・家の人が迎えにこれる距離
・タクシーで帰れる距離
くらいがお勧めです。
仕事探しで活用してよかったもの
仕事探しには様々な方法がありますが、やはり求人のポータルサイトが利用しやすいです。
具体的に職種が決まっていない場合は、いろいろ見てみるのも面白いです。
特定の業種の場合は、各社のホームページの求人欄を直接見てみるのも良いでしょう。
うつの場合は、1日の中でテンションの差が出てきます。
ついつい焦って、夜遅くまでネットで仕事を探しまくってしまうものです。
しかし、自分にとって最も気分がフラットで、落ち着いている時間帯に求職活動をしましょう。
服薬していたりテンションが定まらないときに求職活動をすると面倒なことになります。
気分が良いときに、ちょっと出かけて近所のネットカフェなどで落ち着いて求職活動をするのもお勧めです。
仕事探しでいまいちだったもの
・エージェントタイプの就活サイト
・ハローワーク
個人的には、これらはあまりお勧めできません。
ただでさえ、体がしんどい、気持ちもしんどい中で気を張っています。
エージェントやハローワークを挟むと、出向いて、会って話さなければいけない機会が1段階増えてしまい、消耗してしまいます。
なるべく最短距離でスタートできる方法がベストです。
もう1点、個人差がありますが、「人の紹介」はプレッシャーを生む原因になることもあります。
裏切ってはいけない、
頑張らなきゃいけない、
迷惑をかけてしまう…
そんな気持ちから苦しくなっても逃げられず重症化したり、パニック症状などさらなる病気を呼び込むこともあります。
もちろん、そのくらいのプレッシャーがあった方がやれる!というタイプの方もいらっしゃいます。
紹介者との距離感もあるので、一概には申せませんが、よく考えてから紹介は受けた方が良いです。
仕事探しをする中で重視したこと
私は何度も転職をしており、その際「休日が何曜日か」を重視しました。
私が通っている病院は複数の先生が担当していて、曜日と午前診療、午後診療と各先生が決まっています。
土日休みではなく、平日休みで先生を変えずに通院を続けられるかが大切なポイントでした。
また、大きな声では言えませんが「最悪、逃げられる組織かどうか」。
これは気持ちの面で、重要です。
数人で回しているベンチャーなどに入ってしまうと欠員が許されません。
「頑張らなきゃいけない!」というプレッシャーが大きく、合わないことがあります。
自分が再起不能になっても、さほど迷惑がかからない規模だと思うと結構気楽に働けます。
そのため意外にもブランド企業や大企業はお勧めです。
読者に伝えたいこと
うつ病で仕事をスタートする時、
「なんでもやってやる!」
「意地でも頑張る」
という心持ちとエネルギーが必要だとよく言われます。
正直、そこまで無理しなくても、できそうなことからコツコツ始めれば、いづれなんとかなります。
踏み出すには重たくてたまらないその1歩、失敗しても大丈夫です。ゆっくり歩いていってくださいね。
- 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
- 本記事は2019年3月25日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。