「気楽に考える」「引きずらない」をベースに自己管理を楽しむ
オープン就職でのメリットは?
オープンで就職することは、やはり、会社もこちらも安心して働けますよね。
体調がいつ悪くなるかわからない私ですが、かなり良くなったとはいえ、忙しすぎたり、日や季節によっても体調の波があります。
精神疾患の人には、「体調に波がある」って人が多いですよね。
周りから見れば、「起伏の激しい人」って思われています。
なるべくフラットでいる努力はしていますが、心に反して体が重かったり、頭が回らない時もあります。
これは本当に「あるある」ですよね。
オープン就労でのメリットは、正直たくさんあります。
オープンの人は、必要以上に気を回すことなく、自分のペースでお仕事ができることですね。
病院の受診での休みもとりやすいですし、体調が悪くなったら、配慮してもらえる、融通が効くことで、ストレスが断然違ってきます。
相談にものってもらいやすいですし、自分の仕事上の希望も話しやすいので、理解していただける姿勢には感謝の気持ちになります。
何より、「自分のペース」は、自分にしかわからないので、オープンにしていると、仕事の内容も配慮してもらえることも多いです。
いきなり、周りと同じように仕事をすることは健常者にとっても、ストレスや疲れがでますので、精神疾患の人は、余計に疲れます。
長く続けるなら、オープンの方がいいと思いますよ。
オープン就職でのデメリットは?
オープンでの就職デメリットは、ずばり、採用率の少なさや、職業を選びにくいという点ですね。
オープンで就職しようとすると、残念ながら、採用される確率は少なくなります。仕事も限られてきます。私も、オープンでの面接では落ちたことが数回あります。
よほど、精神疾患に理解や知識のない職場ではない限り、雇う側の職場も、どう対応していいのかわからない、いつ休まれるかわからないという、リスクがあることが現実なのです。
休めない仕事だったら、体調が悪くても行かなくてはいけないですし、職場に理解がなければ、働いていくのも限界が出てくることもあります。
そうなると、うつ病の再燃にもなりかねないので、オープンでも、融通の利く職場選びもできているかどうか?と、冷静に考える必要があります。
読者に伝えたいこと
オープンかクローズかで迷った人も多いと思います。
私は、オープンで何とか採用されましたが、仕事内容は健常者並みでした。短時間勤務や、体調も定期的に声掛けしてもらって、体調の具合によって仕事を減らしてもらうなどの配慮をしてもらっていました。
残念ながら、引っ越しのために退職しましたが、オープンで良かったと思っています。
オープンで仕事探しをしている人には、一度、ハローワークの障がい者雇用枠を検討されてみてもよいと思います。
その場合は、オープン就労なので、わざわざ、ドキドキしながら、面接をする必要もなく、しっかりした企業が多いので、安心ですよ。
あとは、いきなりのフルタイムの労働は、ぶり返しの原因にもなります。
人間関係でのいざこざには、神経が擦り切れるようなストレスは、多少あるかと思います。
うつ病などの精神疾患の人には、真面目で考えすぎたりする性格の人が多いと思います。
私も、職場で
「もっと気楽に考えたらいいのに・・・」
「もっとドンと自信をもったらいいのに・・・」
と励まされました。
気楽に考える、引きずらない考えって大事だと思いますので、お仕事をされて、ストレスいっぱいにならないように自己管理して楽しんでいきましょうね。
「これがダメだったから、もうダメかも…」
って時にぶち当たると思いますが、「まだ次があるからやってみよう!」って、前向きに考えてみてくださいね。
- 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
- 本記事は2019年4月12日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。