パラリンピックの選手に学ぶ、障害と向き合う強いメンタルとは?

2016.09.18公開 2016.11.29更新
 
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今日閉幕するリオ・パラリンピック。パラリンピックは、オリンピックとは違う感動や感銘を、あなたの心に刻むことが多くあります。

 

それは、障害を乗り越え、自分の力で勝利をつかむその強いメンタルに、心を揺り動かされることがあるからです。

 

 

今回は、パラリンピックの選手から学ぶ、“強いメンタルの持ち方”について、心の専門家に解説してもらいました。

 

 

障害を個性に変える

「多くの人と比べて、自分の体は生きにくいし、同じことができない…」

 

障害があることは、多くの人と比べれば、人の手を借りる機会が多くなります。

 

ですが、そんな自分を“同じにできない”“迷惑をかける”と考えてしまえば、眠っている潜在能力に気が付くことも、自分の障害を“個性”として認めることもできません。

 

パラリンピックの選手は、自分の障害を「一つの個性」と考え、力を貸してくれる周囲の人への感謝を、勝利に勝つ力に変えることができているとも言えます。

 

与えられた能力を最大限に発揮するために、与えられたチャンスを生かすことに集中しています。だからこそ、パラリンピックの選手は、どの試合にも精一杯に臨めるのです。

 

 

自己効力感を高く維持できる

パラリンピックの選手は、当たり前のことができるまでにも努力が必要です。そして、できるようになった事実は、自分の努力の結果と信じることができます。

 

その自信は、何気にできてしまった天才肌の人とは違う、積み重ねた努力の事実からなりなっています。

 

例えば、

 

最初は車いすを扱うこともままならなかった自分が、何度もつまづきながら、試合で車いすを自分の足のように扱い、テニスやバスケットをすることができるまでになったり、諦めず努力した結果が、パラリンピックの選手までになれたことが挙げられるでしょう。

 

今まで通りに、自分自身が頑張ること、自己効力感を維持することが、勝利につながると信じることができる。その強さが、パラリンピックの選手にはあると言えます。

 

 

できない自分を受け入れる

私たちは、他人と比較して、自分の能力を知らずに評価しています。その中で、知らずに外見が優れている人や、スポーツ万能な人と比較することで、できない自分を嘆くことがあります。

 

ですが、パラリンピックの選手は、できない自分を受け入れ、できない自分をどう工夫し補うことで、弱みを強みに変えればいいのかという視点を持っているのではないでしょうか。

 

「できない自分」を受け入れることは、言葉で言うほど楽なことではありません。“なぜ、自分だけが”と不運を嘆く日もあったと思います。

 

ですが、できない自分を受け入れたからこそ、成長できる自分を得ることができたのです。一つの壁を乗り越えた強さが、私たちの心を揺さぶるのです。

 

 

まとめ

自分の限界を作るのも、超えるのも自分自身です。

 

パラリンピックの選手は、与えられた能力の限りを尽くして、自分の肉体を使って表現しています。ですが、その肉体以上の強さを持つのは、メンタルの持ち方、モチベーションの維持の仕方です。

 

もし、あなたがいま、何かの出来事や現実に躓いて乗り越えられないと思っているのなら、パラリンピックの選手から送られてくるパワーを受け取ってみませんか?

 

きっと、その姿や強さに、学ぶことがたくさんあるはずです。

 

 

【執筆者】

村松真実 看護師・心理相談員

 

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