ピンチをチャンスに変えるための3つのポイントをカウンセラーが解説

2016.11.03公開 2017.03.21更新
 
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大事な場面でのピンチは、非常に困ったものですよね。ピンチに伴って、望まない結果が起こることもしばしば…

 

しかし、そのピンチは「あなたの書いたシナリオ通りです」と言われたら、どう思いますか?

 

「そんなことはない!だって、自分は望んでいない」と思いますよね。

 

しかし、気がつかないうちに、望まないシナリオにはまっていることも多いのです。

 

そこで今回は、自分が望むシナリオを書くために、「ピンチをチャンスに変える3つのポイント」をお伝えします。

 

 

ピンチに意味づけするのは自分

もし、大事な場面でピンチが起きたら、あなたはどう感じますか?

 

よほどスリルを好む人以外は、ビックリして気が動転し、そのうえ、速やかなフォローを迫られたりしたら、事実以上にネガティブな思いをすることになります。

 

ピンチに遭遇すると、脳の本能を司る部位で「不快」と認知され、「ストレスフルな状態」と判断されます。本能で判断するので、「大丈夫」と言い聞かせても、ネガティブさを伴っているものなのです。

 

すると、ネガティブさに翻弄された言動をとりやすくなり、望まない結果を引き起こすことにつながってきます。これが、ピンチによって無意識に作り出された、望まないシナリオです。

 

このようなことからも、シナリオを書きかえるには、「ピンチに意味づけをするのは自分」ということを知っておくことが大切です。

 

 

望みどおりのシナリオを書くには

では、どうしたら「望むようなシナリオ」を書くことができるのでしょうか?

 

ポイントは、

 

・ピンチにまつわる自分の思いや考えをしっかりと意識する

・ピンチの事実と、思いや考えを区別する

・ ピンチは過去のもので、未来とは区別する

 

の3点が挙げられます。以下、具体的にシナリオを書く手順をみていきましょう。

 

 

①「ピンチについて、自分はどう思っている?」と自分に問いかけてみる

 

嫌な感情に伴って、ピンチをどう評価して、意味づけているのかを意識できればOKです。まずは、自分の思いや考えをしっかりと意識してみてください。

 

② ①の思いに「本当にそう?」と問いかけてみる

 

例えば、①で「就活の面接直前に、怪我なんて運が悪い。この就活はうまくいかないかも。」と思っていたら、「本当にそう?」と問うてみてください。

 

すると、面接と怪我は全く関係がないことに気がつき、アクシデントの事実と、思いや考えを区別することができます。

 

③ アクシデントは過去のもで、未来は自分で決めることができることを意識する。

 

先ほど挙げた例で言うと、「怪我は忙しさからの不注意。面接や運とは関係ない。今後は、ゆとりをもって注意深くいこう」と思えることにつながり、ピンチの悪影響を最小限にすることができます。

 

このように、自分の思いや考えを見つめることができると、ネガティブさに翻弄されず、望むシナリオに書き換えることができるのです。

 

 

ピンチをチャンスに変えるために

ピンチをチャンスに変えるには、どうしたらいいでしょうか?

 

まずは、上手くいった自分がしている行動、見ている景色、表情、話す言葉、周りの人との関係など、具体的にイメージすることがポイントです。

 

ピンチを越えるイメージができると、脳がストレスフルな状態だとしても、ピンチを「脅威」ではなく、「挑戦」と判断して、自分を元気に成長させる「良いストレス」と捉えるのです。

 

この「良いストレス」と認知すると、活気に満ちた対処や、柔軟な問題解決のための対処をとりやすくなると言われています。

 

先ほどの例だと、怪我をしている自分が面接に臨むイメージを、家を出て会社の玄関に入るところから行ってみます。

 

面接の場面では、怪我に気後れせずに、自分らしく受け応えをしている姿をイメージしてみます。

 

それは、面接のリハーサルにもなるのです。すると、怪我に配慮してくれた感謝の思いに気がついたり、会社をより好きなったりと、面接での言動が良くなる観点が見つかるかもしれません。

 

良いストレスのもとでは、柔軟な発想が可能になり、ピンチがチャンスになっていきます。

 

イメージは、練習すると上手にできるようになります。ピンチがなくても、日ごろから、上手くいく自分をイメージしてみると効果的です。

 

不本意なピンチに遭遇したら、ぜひ、試してみてくださいね。

 

 

Eriko_Ikegami【執筆者】

池上枝里子

正看護師 上級プロフェッショナル心理カウンセラー

池上さんのインタビュー記事はこちら

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