過食してしまう自分が嫌…生きたいと思えません(10代・女性)

2018.01.12公開
村松真実

回答者
村松真実
看護師 心理相談員

 
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ご質問

過食症から抜け出して、痩せたいです。

 

過食症になったのは、拒食症からの反動です。

 

生きてるのがつらい…勉強、ピアノもやる気がありません。

 

今までできていたのに…

 

塾、習い事もやめてしまい、学校も部活も行けません。ただただ過食が進むだけです。

 

学校を休むようになったのは、勉強、友人関係がうまくいかなくなったことも関係しているかもしれないです。

 

うつの症状もあるみたいです。

 

生きてることがつらいです。

 

入院したくても、過食嘔吐はないし、拒食症もなく医師の許可がありません。

 

 

一応、精神科に通っていますが、行っても意味ないと感じるようになり、先日は行きませんでした。

 

生きたくないです。どうしたらいいですか?

 

回答

初めまして。ご相談内容、読ませて頂きました。

 

辞めたいと思うのに、過食行動が止められないのですね。

 

そのこともあり、学校に行くことも、習いごとや部活などの活動もやる気が起こらない状態に陥ってしまっているのですね。

 

そして、そんな自分が嫌で、生きていたくないとさえ思うようになってしまっているのですね。

 

自分を責めるようで、苦しい毎日なのが伝わってきました。

 

過食行動は、一つの表現方法でもあります。

 

勉強や友人関係で起こったことで、過食という自分の欲求を満たす行動をとらざるを得なくなったのではないでしょうか。

 

ストレスは、複合的なことも多いため、1つに限定できないことも多いものです。

 

 

過食行動だけを「辞めたい」と思っても、その行為を行うことですっきりする辛さ自体が解決されない場合、結局は同じ行動を繰り返すことになります。

 

今まで、できていたことが一時的にできなくなった時は、「立ち止ろう」という時期だとも考えることができます。

 

あれができない、これもできないと考えるよりも、ゆっくりと自分の気持ちと向き合う事が大切になります。

 

過食が始まる直前の気持ち
過食中の気持ち
そして、満足して過食をやめた時の気持ち

 

などを思い出して、ノートなどに書き出すことも、自己理解への手がかりになります。

 

また、普段から、

 

・ゆっくりと食べ物を食べるように心がける
・食べることではなく、味わうことを意識する
・「食べてはだめだ」と思いこみすぎない
・3食をきちんととる
・食べたい衝動が起こった時は、深呼吸をする、声を出す、踊る、体を動かすなどの違う行動をとってみる

 

などを意識して欲しいと思います。

 

私も、忙しくなるとストレスから「どかっと食べたい」衝動にかられます。

 

ですが、その気持ちが起きた時は「ストレスが溜まっているんだ」と自覚し、ストレスを解消することに意識を向けるようにしています。

 

例えば、やるべきことの優先順位をつけて行動する、忙しいことを周囲に話して他からのストレスを減らすようにするなどです。

 

ストレスを感じている方の多くは、うつ症状が出現しやすくなります。

 

自分に自信を持てなくなったり、自分を責めたりしやすくなります。

 

あなたのように摂食障害で苦しむ方の多くは、「自分には価値がない」と思いこみ、抑うつが強くなる傾向があります。

 

「生きたくない」と感じるほど、自分に価値がないと感じていませんか?

 

きっと、勉強も部活も習い事も友人との付き合いも、頑張りすぎていたのではないかと想像します。

 

だからこそ、自分の思う結果と現実にギャップがあり、苦しくなってしまったのではないでしょうか。

 

「◯◯しなければ、よく思われない」
「◯◯ができなければ、評価されない。認めてもらえない」

 

という考えに囚われがちなことはありませんか?

 

10代の頃は、まだ、行動範囲や関わる人が狭いため、周囲の人の言葉や価値観に縛られてしまいがちです。

 

ですが、それは、相手の価値観や評価です。

 

あなたがその価値観や評価に合わせられない部分があっても、それですべてが「だめだ」ということにはなりません。

 

過去の嫌な出来事は、現実には、「今」は、起きてはいません。

 

その出来事によって傷ついた感情が思い出されているのです。

 

そして、未来にも、過去の出来事が繰り返し起こることはありません。

 

同じようなことが起きそうになった時に、過去の感情が未来を予測して、不安や苦しさを引き起こしてしまうのです。

 

過食をしてしまう時、きっと、心の中に嫌な記憶や思い出したくないことがよぎってはいませんか?

 

その感情は、自分に自信がついていくと同時に、コントロールができるようになっていけます。

 

時間はかかると思います。そのため、目に見える効果がすぐにはでないこともあります。

 

精神科の先生と相談しながら、苦しい思いを整理し、過去の出来事と感情を切り離してみて欲しいと思います。

 

高校時代は、大学受験のことや、自分自身について、家族や友人とのことについて一番考える時期です。

 

だからこそ、苦しくて、逃げ出したくなると思います。

 

けれど、険しい山道を登った先には、必ず広い空と道があります。

 

信じられないと思いますが、未来には、今のあなたが思いもよらない出会いや活動の場がたくさんあります。

 

 

 

焦らずに、ゆっくりと、自分の気持ちと向き合っていきましょう。

 

高校時代で、これから先の人生が決まるわけではありません。

 

逆に、立ち止ったことが、その後の人生をより豊かにすることもあります。

 

自分を嫌いにならないで、自分と向き合っていきましょう。

 

辛い時、気持ちを吐き出したい時は、またご相談ください。

 

今の辛い時期を超えて、未来を生きるあなたになることを応援させてください。

 

 

村松真実

村松真実

看護師 心理相談員

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