転勤して人間関係や仕事に慣れず、自責の念にかられてしまいます(40代・女性)

2016.10.12公開 2016.11.23更新
佐藤文昭

回答者
佐藤文昭
臨床心理士

 
シェア
ツイート
はてブ
お気に入り
共感
1
ご質問

転勤で職場が変わって以来、仕事にも人間関係にも慣れません。「早朝覚醒で3時くらいに目が覚める」「決断力・判断力が鈍る」「考えがまとまらない」「不安や仕事の心配が頭から離れない」「食欲低下」などの状況です。

 

自分が「職場の足をひっぱっているのでは」「仕事ができなくて申し訳ない、情け無い」という自責の念にかられてしまいます。

 

一人暮らしで独身、40代女性です。緊張感を感じると顔や首筋からの発汗も感じますので更年期かもしれない、とも考えています。

 

夏休みや連休など長めの休みの日は少し長く寝られたりしますし、食欲もあり、友人と会ったりすることもできます。 ただ、趣味に対する興味や意欲は低下を感じます。

 

5年前にうつ病で通院していたことがあります。 会社には言わずに寛解しています。

できれば、薬などに頼らず、状況を改善したいです。 アドバイスを頂けたら嬉しいです。 よろしくお願いいたします。

回答

初めまして。ご質問いただき、ありがとうございます。

 

まず、転勤をされてから職場環境がガラッと変わった中で、今までよく踏ん張っておられますね。

 

早朝覚醒や集中力の低下、決断力や判断力の鈍り、食欲低下などの症状を抱えながらも、あなたなりに色々と努力されていることと思います。

 

そんな中、休日などは、少し長めに睡眠が取れたり、食欲もあったり、友達とも外出することができていらっしゃるようですね。

 

あなたの精神状態を客観的に見る限り、中程度の抑うつ状態の可能性が考えられます。そして、この抑うつ状態を引き起こしている要因は、「自責の念」と「強い緊張状態」が考えられます。

 

自責の念については、あなたの考え方の癖を自覚することが最初のステップになるでしょう。

 

多くの場合「自分は無能で役に立たないダメな人間だ」というものや「自分の存在が周囲に迷惑をかけている」というような考え方の癖があります(あくまでも一つの例です)。

 

こういった考え方が出てきた時に、その都度、自分の癖が発動していることに気づくことが大切です。

 

そして、その考え方の癖を修正していくことが第2ステップになります。これらは「認知行動療法」という心理療法で取り組んでいくことができます。

 

書籍などでも簡単に取り組めるようなものもありますので、是非試しに手に取られてみてはどうでしょうか。

 

また「強い緊張状態」についても、リラクゼーションや呼吸法、ストレッチなど身体を使っての弛緩運動が効果的かと思われます。これも認知行動療法の一環で取り組むことが出来ます。

 

一人で取り組むことに不安を感じるようであれば、心の専門家である臨床心理士と共に取り組んでみられてもいいかもしれません。

 

おそらく今のあなたには投薬治療よりは、上記のようなアプローチを自分のスキルの一つとして身に着けておくことが、抑うつ状態をうまく乗り切る上で効果的な手段になってくると思います。

 

あなたの抑うつ状態が少しでも和らいでくることを心より願っています。

佐藤文昭

佐藤文昭

臨床心理士

おやこ心理相談室 室長

詳しい情報・お問合せはこちら

おやこ心理相談室 室長

詳しい情報・お問合せはこちら

LINEバナー
シェア
ツイート
はてブ
お気に入り
共感
1

関連記事