人間嫌いは自分も嫌い?心理・原因・克服方法とは?臨床心理士が解説
日々の生活を送っていく上で、避けて通れないのが「対人関係」です。
抜群なコミュニケーション能力を持っている人もいれば、
・なるべく人と関わりたくない
・できるだけひとりで過ごしたい、
といった「人間嫌い」の人もいます。
人間嫌いの方にとって、社会生活を送ることはとてもストレスフルなことだと思います。
仕事・学校・家庭生活以外にも、様々なシチュエーションで「人間」とかかわらないと生きていくことができないからです。
今回のコラムでは「人間嫌い」の原因を理解し、今より過ごしやすい毎日を目指すためのポイントをお伝えします。
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「人間嫌い」の心理とは?
そもそも、なぜ「人間嫌い」の人もいれば、「人間が大好き」な人もいるのでしょうか?
実は、人間嫌いの方の多くに共通する傾向があります。
それは「気持ちの歪み」です。誰しも、「苦手」「嫌い」なことがありますよね。
例えば、
・遅刻する人が許せない
・電車で化粧をする人が許せない
・人の話の最中に遮る人が嫌い
など。そして、こんな嫌いな特徴を、もし自分も持っていたとしたらどう思いますか?
「自分が嫌いなことを、自分がするわけないじゃないか!」
と思われるかもしれません。
このように、「自分の嫌な部分に気づいてしまって、不快を感じる」という危機的な状況に直面したとき、自分の心を守るために無意識にブレーキをかけます。
自分の心を自動的に守る機能を「心」は持っています。
しかし、ブレーキを掛けすぎてしまったせいで、本心が隠されてしまったり、歪んだ形で表出されてしまうことがあるのです。
そして、この「気持ちの歪み」が「人間嫌い」へと発展していきます。
それでは、心理学的な理論を交えて「気持ちの歪み」について詳しくご紹介します。
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- 本記事は2018年12月8日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。