嫌いな人がいないっておかしい?3つの心理を臨床心理士が解説

2018.12.13公開 2019.01.06更新

人間関係は、仕事や日常生活の基礎となります。

 

もし「嫌いな人」と毎日過ごす事になったら、それは本当に苦痛です。

 

できれば「嫌いな人」がいなくて、毎日ストレスなく過ごせるほうが幸せですよね。

 

しかしながら、時々「嫌いな人がいない」という方も中にはいらっしゃいます。

 

人間関係に悩まされている方にとっては、羨ましくもあり、不思議でもある「嫌いな人がいない」という心理。

 

今回は、嫌いな人がいない人の「謎」を心理学の観点から紐解きます。

 

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「嫌いな人がいない」はおかしい?

そもそも「嫌い」という感情はなぜ生じるのでしょうか?

 

嫌いという感情は生得的にすべての人間が持っている感情であり、人間という「動物」を守るために備えつけられた感情であると考えられています。

 

なぜなら「嫌い」という感情によって、自分に物理的、もしくは心理的に危害を与える対象を排除することができるからです。

 

人間が動物として適応的に生きていく上で欠かせない「嫌い」という感情。

 

それなのに、「嫌い」という感情が湧いてこないということは、生物学的な観点からすると少し「おかしい」と言えるのかもしれません。

 

しかし、「嫌いな人がいない」という対人関係の背景には、「その人らしい」心理メカニズムが隠されている可能性もあります。

 

広瀬絵美

臨床心理士

心理学の大学を卒業後、広告会社にて勤務。退職後、心理系大学院修士課程を修了し臨床心理士資格を取得。精神科病院にて従業員のメンタルヘルスケア業務に従事する。また、国立研究所にて職場組織や妊婦さんのメンタルヘルスに関する研究にも携わっている。理想的な「ワークライフバランス」を目指し、研究と実践の両面から支援を行っている。一児の母。

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