希死念慮を薬以外で和らげる方法とは?心の専門家が解説

2016.12.18公開 2019.05.16更新

ふとした瞬間に「もう死んでしまいたい…」という考えが浮かんでくる希死念慮。うつ病などにも関連するこの症状は、うつ病と同様に投薬による治療が可能です。

 

しかし「薬に頼り切ってしまうのはちょっと…」「薬を飲むと副作用があるのでは?」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

そこで今回は、希死念慮を薬以外の方法で和らげる方法について、心の専門家に解説していただきました。

 

 

希死念慮と「心の疲れ」

希死念慮は心の疲れが大きく関わっています。

 

よって希死念慮の緩和には、服薬やカウンセリングなどの専門的なケアだけでなく、ゆっくりと休息をとることや、いわゆる「ストレス発散」が有用であると考えられます。

 

希死念慮とは「死にたい」という思いにとらわれてしまう心理状態のこと。

 

そしてこれは「死にたくなる」心の病気であるうつ病と大きく関わっています。

 

嫌なことが何度も続いて、「もう死んだほうが…」と思ってしまったことはありませんか?

 

精神的に疲れていると、どうしてもネガティブな思考に陥ってしまいがちです。

 

ネガティブな思考は希死念慮に繋がりやすく、希死念慮は放っておくとうつ病に繋がっていきます。

 

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【監修】杉山崇

臨床心理士

神奈川大学人間科学部 教授

  • 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
  • 本記事は2016年12月18日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。