【臨床心理士ワンポイント解説】適応障害を公表した芸能人、なりやすい人の共通点とは?

2021.07.06公開

メディアでも適応障害を公表した芸能人などが取り上げられたりしますが、適応障害になりやすい人の共通点とはどのようなものがあるのでしょうか?

 

適応障害を引き起こしやすい特徴や日頃の生活で気を付けたいことポイントを臨床心理士に聞いてみました。

 

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適応障害を引き起こしやすい特徴とは?

適応障害は実は身近なものでもあり、精神治療を受けている人の中でも5~20%は適応障害が主診断であるとも言われています。

 

芸能人では、深田恭子さんやロンドンブーツ1号2号の田村亮さんも、適応障害と診断されているようです。

 

職種や立場を問わない、一種の現代病とも言うことができるのかもしれません。

 

適応障害を引き起こしやすいと言われている特徴はいくつかあります。

 

例えば、他人の目や評価が気になりすぎたり、認められたい気持ちの特に強いような人は、周りからネガティブな評価をされると大きく傷ついてしまいます。

 

場合によっては、その評価をなかなか受け入れることが出来ず、ショックから心や体に異常をきたしてダウンしてしまうのですね。

 

また、困りごとを誰にも言えずに抱えこみやすい人や、ストレス発散の仕方が分からない人なども心的な疲労を蓄積させやすく、適応障害の発症リスクが高いと言われています。

 

細かいことによく気が付く、繊細な感性があるといった人も同様です。

 

手軽な心のガス抜き方法

上記のような特徴が当てはまるように感じるなら、それに応じた対策を生活の中に取り入れていくことが重要です。

 

例えば、困ったことやつらいことをありのまま気軽に話せる場を持ち、素直な気持ちを吐き出して定期的に心のガス抜きをするよう心がけましょう。

 

家族や友人、オンラインで繋がっている人でも良いですし、主治医やカウンセラーなど私生活での繋がりのない人でももちろん構いません。

 

あなたが話しやすいと感じられて信頼できる人ならOKです。

 

それが難しい場合は、ストレスを発散できる方法を見つけておくことも良いと思います。例えば、

・一人カラオケで大声を出す

・格闘技などで汗を流す

・思いっきり走る

・たくさん眠る

といったことが挙げられそうです。

 

適応障害に陥りやすい人の多くは無意識のうちにストレスを抱え込みがちですから、疲れていると感じていなくても定期的にリフレッシュするように心がけましょう。

 

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【参考】

・森下克也 『もしかして、適応障害? 会社で“壊れそう”と思ったら』

・厚生労働省 e-ヘルスネット「適応障害」

・厚生労働省 「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き

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鈴木さやか

臨床心理士・公認心理師

心理系大学院修士課程を修了後、臨床心理士資格を取得。福祉分野のケースワーカーとして従事したのち、公的機関でテスター兼カウンセラーとして勤務。子どもの問題(不登校、非行、発達障害等)や労働、夫婦問題をはじめ、勤労者、主婦、学生など幅広い立場への支援を行っている。

  • 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
  • 本記事は2021年7月6日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。