外発的動機づけを高めるケース別例文11選!臨床心理士がご紹介

2019.01.10公開 2019.05.17更新

部下や子どもなど、「なかなかやる気を出してくれない」と悩んでいませんか?

 

「部下や子どものやる気を引き出すには、どうやったらいいのだろうか…」

 

「どんな働きかけや声かけが有効なのだろう…」

 

今回はそういった疑問にお答えすべく、やる気と関係する外発的動機づけを高める方法をご紹介したいと思います。

 

【関連記事】

>>内発的動機づけを高める方法・メリット・デメリットを臨床心理士が解説

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外発的動機づけとは?

動機づけとは、

ある目的の達成のために必要な行動や心の動きを引き起こし持続させるもの

を指します。

 

そして動機づけには、外発的動議づけと、内発的動機づけの2種類があります。

 

外発的動機づけは、動機づけを高める原因が自分の外側にあるものです。

 

例えば、

・お金や物などの報酬

・声かけやねぎらいの言葉

・他人から注目されること

なども外発的動機づけとして挙げられます。

 

外発的動機づけは、活動の結果によって満足させられる動機付けで、活動の内容によって満足させられる内発的動機付けとは区別されます。

 

内発的動機づけは、本人の興味や関心と強く関係するため、外側からコントロールするのはなかなか難しいです。

 

外発的動機づけは、外側からコントロールしやすい動機づけですので、短期的に結果を出しやすいものになります。

 

 

外発的動機づけの3つのメリット

短期的に成果が出やすい

外発的動機づけは、短期的な成果につながりやすいと言われています。

 

例えば、

・今回のテストで良い結果を出して欲しい

・今月の売上をアップさせたい

・新しい商品のアイディア出しをたくさん出して欲しい

など、ある一定の期間が決まっているものに対して、特に効果が高いでしょう。

 

強い効果があらわれやすい

外発的動機づけは、内発的動機づけより、効果があらわれやすく、より強力と言われています。

 

例えば、

12月の売上を伸ばすために、営業1位の人に5万円プレゼント

などの方法を取ることで、短期的に部下のやる気が急上昇し、強い効果を発揮する可能性が高いといえます。

 

誰でも取り組みやすい

外発的動議づけは、工夫やスキルがなくても、どなたでも取り組みやすい方法です。

 

外側から報酬によってやる気をコントロールできるので、特別なスキルを習得する必要がありません。

 

外発的動議づけ報酬は、物質的なものはもちろん、言葉かけなど、目に見えないものも含まれますので、すぐに取り組むことができます。

 

 

外発的動機づけのデメリット

外発的動機づけにもデメリットがあります。

 

もともと活動の内容自体に興味や楽しみがあるような、内発的動機づけが高い状態の時に、外発的動機づけを追加してしまうと、やる気が下がってしまう場合があります。

 

これを心理学的には「アンダーマイニング効果」といいます。

 

特に、物による報酬を事前に予告し、活動とほぼ同じタイミングで与えることでやる気は低下します。

 

例えば、勉強がもともと好きで自分でいろいろと調べたり、学習を進めていた子どもに対し、「次のテストで100点を取ったら新しいゲームを買ってあげるね」と約束し、テストの後に早めのタイミングでプレゼントした場合、勉強に対する学習意欲が下がる可能性があります。

 

石上友梨

臨床心理士

大学・大学院と心理学を学び警視庁に入庁。5万人の職員のメンタルヘルスを管理し、カウンセリングや心理検査、メンタルヘルス講義、拳銃選手のメンタルトレーニングなど幅広く活動。6年目で退職し、フリーランスに。発達障害を支援する活動に力を入れている。‬>>HPはこちら

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