働き盛りのうつを防ぐ…社員をうつにしないためには?事例で臨床心理士が解説

2017.02.22公開 2019.05.16更新
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この20年でうつ病の患者数は2倍に跳ね上がりました。

 

読者の皆さんの中にも、友人や知人、時にはご本人がうつ病にかかったことがある人もいらっしゃるかもしれません。

 

普段も「ちょっとうつっぽい」などの言葉をよく耳にします。

 

そのくらい、うつ病は日常生活の中に入りこんだ病の一つと言えるかもしれません。

 

一方で、「うつは甘え」や「うつ病はさぼり」などという偏見も未だにあります。

 

実は、うつ病は真面目で実直な性格の人ほどかかりやすいのです。

 

そこで今回は、真面目で実直な働き盛りの社員が多い会社のために、うつ病を解説していきます。

 

 

うつ病ってどんな症状?

近年、「非定型うつ(新型うつ)」と呼ばれるうつ病もよく耳にするようになりました。

 

「新型」とつくだけに、実はその内容は今までのうつ病とは少し違っています。

 

今回説明するのは、新型うつとは区別される、従来型のうつ病で「メランコリー親和型うつ病」というものです。

 

メランコリー親和型うつ病になると、どのような状態になるかというのは皆さんも気になるところですよね。

 

1日徹夜をした時を想像してみて下さい。

 

「寝たい」ということしか考えられなくなって、食事を取ることも、趣味に時間を割くことも考えず、出社するのもとても辛いという状況になると思います。

 

うつ病もある意味、この状態にとても似ていると思います。

 

とにかく「死にたい」、「自分はダメだ」ということしか考えられなくなって、食事も、睡眠もとらず趣味に時間を割く気になれない…そんな状態です。

 

働き盛りのうつ病は、そんな中、無理して出社してしまい、最悪のケースを招いてしまうということもあります。

 

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林田 一

臨床心理士

  • 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
  • 本記事は2017年2月22日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。