心理学との出会いから、米国でカウンセラー資格を取るまで
はじめまして。この度、Remeさんで記事を書かせていただくことになりました、米国認定メンタルヘルスカウンセラーの髙田です。
私のアメリカ生活やメンタルヘルスカウンセラーとして受けた相談や体験を基に、みなさんにとって少しでもお役に立てるような情報をお届けできればと思います。
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アメリカで心理学を学ぶ
まず初めに、私のことについてお話させていただきます。
冒頭でお伝えした「米国認定メンタルヘルスカウンセラー」という資格についてですが、これはアメリカ国内で公認されているカウンセリング教育プログラムを修了し取得できる資格です。
私は高校卒業後、アメリカに大学・大学院留学をし、心理学とアートセラピー、メンタルヘルスカウンセリングを学びました。
このようにお伝えすると、結果的に進んできた道のりはシンプルに見えるかもしれませんが、実は偶然が重なったことで、このような道のりに行きつきました。
自分の将来の夢がなかった
みなさんは、幼少期から自分の夢や進みたい道がありましたか?
私は幼少期から自分の将来について考えたこともなく、高校受験の時に初めて自分の進路に向き合いました。
しかし、自分の将来に対して夢も特別な興味もなかったため、高校で特定の学問に進路を絞ることなど到底できず、とりあえず普通科の高校に進むことに決めました。
当時の私にとって高校卒業後、大学に進むことなど全く選択肢として考えていなかったにも関わらず、進みたい道が分からなかったので、本当に「とりあえず」普通科を選びました。
そしてその選択が、後の私に大きな影響を与えることになりました。
とりあえず入った高校で心理学と出会う
高校に入学して間もないときのことでした。
ある日、数学の授業で担当だった先生が雑談で「心理学」という学問について少し触れました。
なぜその話になったのかは覚えていませんが、アメリカの心理学は(当時の)日本の50倍ほど進んでいるという話をされました。
私は「心理学」という学問をその時、生まれて初めて耳にし、その瞬間に私は今後進む自分の道だと感じました。
これが、私が心理学やメンタルヘルスの道を目指したきっかけです。
自分の進む道として心理学を選べた理由
偶然に知った心理学という学問ですが、直感的に自分が進む道として決められたのは、ただなんとなくではなく、私はもともと「人」に関心が強く、常に人の感情や考え、行動について考えていたためです。
そして、偶然の出来事はそれだけでなく、「アメリカ」についても偶然が重なりました。
実は、高校受験の日から数日後、高校留学の案内はがきが自宅に届いていて、留学に強い興味を持ち始めていました。
そんな矢先にアメリカの心理学についての話を聞き、全てが私の中で繋がった感覚を今でも覚えています。
この時、私は偶然の出来事は人生にとって本当に大事なきっかけをくれると感動しました。
雑談でもしっかり聞いておいて良かったです(笑)
アメリカへ大学留学
そうして、アメリカに大学留学をして心理学を学び始めました。
しかし、心理学を学べば学ぶほど、自分の今後の道が遠のく感覚が強まりました。
心理学は人の心についての学問です。人が存在している場面や状況、心が動く出来事、対象、身体の変化など全てにおいて心理学は幅広く関わってきます。
そんな幅広い学問を大学の4年間で学んでも、浅く広く知るきっかけとなるだけで、仕事として何かできるようになれる気がしませんでした。
現場で「心」の奥深さを痛感
大学3年目にそんな不安が強くなり、実践経験を増やそうと考え、
などのインターンシップや臨床研究グループに参加し始めました。
臨床現場で実践を重ねれば重ねるほど、奥の深さや難しさを痛感し、より専門的なスキルを身に付けるため、米国の大学院でメンタルヘルスカウンセリングを学ぶことに決めました。
その後、言語や文化、人種の異なる環境で、個人・カップル・グループカウンセリング、自殺や他殺リスクアセスメントなどの経験を経て、その経験を日本で生かしたいと考え、日本に帰国しました。
アメリカ生活で得たことを伝えたい
そして今回、こうして記事を書く機会を頂き、私のアメリカ生活で得た情報や経験をみなさんにお伝えできればと考えています。
今後は、アメリカでの学生から大人のカウンセリング活用状況や、様々なメンタルヘルス疾患についての原因や背景、その対応について実際にあったエピソードなどをふまえてお伝えしていきます。
日本のみなさんにとって、今後の対処や対応に少しでもお役に立ててもらえるようにお伝えしたいと思いますので、ぜひご一読ください!
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- 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
- 本記事は2017年7月13日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。