看護師がうつ病で休職…休職の手続きや休職中の過ごし方とは?【小松亜矢子さん】

2018.07.26公開 2018.07.31更新
 
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うつ病というと、数か月にわたって休職しなければならない病気…というイメージを持っている人は多いのではないかと思います。

 

実際に私自身も、うつ病になって半年ほど休職した経験があります。

 

そこで今回は、看護師がうつ病で休職する場合の手続きや休職中の過ごし方についてご紹介します。

 

 

うつ病は回復に時間がかかる

まわりでうつ病を経験した方に話を聞いても、「短くて1か月程度、長いと1年以上」休職していたという人がほとんどでした。

 

そこまでの長い休職になるということは、うつ病はそれだけ回復に時間がかかる病気ということだと思います。

 

発症したばかりの頃は、ひどい不眠や判断力の低下などもあり、働ける状態ではないために休まざるを得ないこともあるでしょう。

 

休むことに引け目を感じて、無理に活動していると、うつ病の回復が遅れるばかりか、悪化してしまうこともあるかもしれません。

 

うつ病になったら、回復のために休職は必要なものだと捉えて、しっかり休みましょう。

 

 

看護師の休職の手続きって?

休職といっても、具体的にどんなプロセスを踏んだら休職できるのか、よくわからないという方もいるかと思います。

 

多くの場合、まずは精神科や心療内科を受診して、休職が必要な旨が記載された診断書を発行してもらうことになります。

 

職場から要求されるかもしれませんし、受診した先で診断書を持参するように言われることもあるかもしれません。

 

診断書を職場で確認してもらったら、休職の手続きをとることになります。

 

休職願など必要な書類がある場合は、規定に従って提出する必要があります。

 

職場によっては、まずは有給を消化してから休職に入る、という形をとることも多いと思います。

 

休職中は給与が支払われない代わりに、傷病手当金を受け取ることができます。

 

総務や人事の担当者が把握していることが多いので、確認して必要書類を提出してください。

 

具体的な休職の条件などに関しては、各職場の就業規則に記載があるかと思いますので、そちらを確認するようにしましょう。

 

 

休職中はどう過ごしたらいい?

まずは休むことに専念しよう

毎日通勤していた状況と比べると、月単位の期間になる休職中に、どのように過ごしたら良いのかわからない、という方ももしかしたらいるかもしれません。

 

おそらく休職に入って最初のうちは、休んでいるだけで精一杯になるのではないかと思います。

 

私の場合、心身ともに疲れ切っていて動く気力がなく、ただひたすら横になっていた記憶があります。

 

休職に入るまでの数週間はあまり寝ていなかったので、1日中寝ていました。飲み始めた薬の影響も、多少はあったかもしれません。

 

この時期に無理に活動しようとすると、疲労が増してしまいます。

 

まずは休むことに専念して、心身の疲れを取るようにしましょう。

 

 

落ち着いてきたら、少し活動してみよう

休職に入ってしばらくすると、最初に比べて症状も徐々に落ち着いてきます。

 

休むことで疲労が取れたり、薬が効いてきたりして、少し気分が穏やかな日や活動できる日も増えてきます。

 

私の場合、このくらいの時期になると、気分のいいときには家のまわりを歩いたり、少し家事をしたりしていました。

 

1日中動くことはできませんでしたが、その日にできそうだと感じたことをできる範囲でしていた、という感じです。

 

症状には波があり、体力も十分には回復していなかったので、何もできない日ももちろんありました。

 

その差に落ち込んでしまうこともあったのですが、何かができたときには自分を褒めて、ポジティブなことを見落とさないように心がけていました。

 

この時期はまだ不安定なので、無理をしないようにすることが大切かなと思います。

 

 

復職に向けて、生活リズムを整えよう

落ち着いて過ごせる日が増えてきたら、だんだん復職が視野に入ってきます。そのくらいの時期になると、生活リズムを整えていくことが大切だと思います。

 

仕事に戻るということは、当たり前のことだけれど、毎朝起きて移動して、会社に行かなくてはなりません。

 

そのためには、朝起きる習慣も大事ですし、夜きちんと寝られることや、十分な体力も大切です。

 

その必要なものを整えていくことが、休職期間の後半には必要になってきます。

 

休養を優先した生活では、どうしても朝起きる時間が遅くなってしまうこともあります。

 

復職に向けて、まずはそれを徐々に元に戻していきましょう。散歩などの運動を取り入れて、体力をつけるのもおすすめです。

 

 

休職に引け目を感じる必要はない

休職していると、面倒を見てくれる家族や、仕事をカバーしてくれている職場の人に「申し訳ない」と思う気持ちも出てくるかもしれません。

 

しかし、無理をして働き始めても、回復が遅くなってしまうことになりかねません。

 

うつ病になったときに、まずやるべきことは、休むことに専念すること。

 

「申し訳ないな」の気持ちは、良くなったときの笑顔と感謝の気持ちで返すことができれば良いのではないかな、と私は思っています。

 

 

さいごに

休職する目的は、休養することです。

 

なので、休職中にすべきことは、まずは休むこと。

 

そして、様子を見ながら生活リズムを整えていくこと。

 

でも決して無理をしないことが、休職中には大事なのではないでしょうか。

 

>>うつ病と看護師転職…3つのポイントと職場選びで大切なこととは?

 

Komatsu_Prof_2aa【執筆】

小松亜矢子 元看護師のフリーライター

1984年生まれ、自衛隊中央病院高等看護学院卒。福岡県出身、現在は神奈川県横須賀市在住。22歳でうつ病を発症し、寛解と再発を繰り返し今に至る。自分自身のうつ病がきっかけで夫もうつになり最終的に離婚。夫婦でうつになるということ、うつ病という病気の現実についてもっと知ってほしいと思い、ブログやウェブメディアを中心に情報発信中。

blog:http://www.ayk-i.com

 

 

小松亜矢子さんの連載一覧

【Part  1】看護師のうつ病割合は多い?4つのうつ病リスクを紹介

【Part  2】看護師でうつ病から復職する際に注意したい3つのこととは?

【Part  3】新人看護師は悩みにどう対処する?悩み解消のための3つの実践例

【Part  4】新人看護師がうつ病にならないために!3つのポイントをご紹介

【Part  5】看護師のうつ病は夜勤が原因?夜勤の健康リスクと対処法をご紹介

【Part  6】看護師がうつ病で休職…休職の手続きや休職中の過ごし方とは?

【Part  7】うつ病と看護師転職…3つのポイントと職場選びで大切なこととは?

 

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