大人の発達障害のセルフケア・接し方におすすめ本10選!精神保健福祉士がご紹介
最近、テレビやネットで大人の発達障害という言葉をよく聞くようになりました。
「…もしかして、あの人も?」
「まさか私も!?」
「チェックリストに当てはまるんじゃないか?」
と思うこともありますね。…でも、そもそも大人の発達障害って、つまり、どういうものなのでしょうか?
今回は、発達障害の理解を深める上で、参考になる本をご紹介いたします。
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発達障害への注目が高まっている背景
発達障害者支援法(平成16年制定、平成27年改正)ができて以降、発達障害者という言葉が注目されるようになりました。
先天性の脳の特性により、得意不得意の凸凹差が激しいという特徴を持つ人たちがいます。
従来の社会が、このようなアンバランスな方を意識した制度設計になっていないため、社会と軋轢が生じることがあります。
この遺伝的特性と社会環境面の不備により、生活に制限を受ける状態になること、これが発達障害です。
以前から、このような特性を持つ方は大勢いましたが、発達障害者支援法が制定されて以降、気づかれないまま成長した大人の発達障害の方の生きづらさも注目されるようになってきました。
今回は大人の発達障害を理解する上で、おすすめの本をご紹介します。
大人の発達障害を理解するために【3選】
1.『オトナの発達障害大図解 ASDとADHDの基礎知識から社会復帰の方法まで』
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精神科医が書いた、一般の方むけの大人の発達障害の解説書です。イラストが豊富でわかりやすいです。
発達障害の基礎知識や、セルフケア、職場でのトラブルへの対応、離職した場合のリワークプログラム等について書かれています。
2.『新版 大人の発達障害に気づいて・向き合う完全ガイド』
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臨床心理士・臨床発達心理士が書いた、一般の方向けの大人の発達障害の解説書です。
評価シートの設問に答えると発達障害の傾向の有無を把握できます(診断はできません)。
DSM-5(精神疾患の分類と診断・統計マニュアル)に対応した改訂版です。
3.『おとなの発達障害かもしれない! ?』
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大人の発達障害当事者が、長年気になっていた自分の性質をはっきりさせるために、検査を受け、ADHDの診断がつき、投薬による変化、家族関係にも向き合いながら、自分なりの発達障害との付き合い方を見つけていく体験記です。
作者は漫画家なので、コミックエッセイの構成になっており、楽しく読むことができます。
セルフケアを理解するために【4選】
1.『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に働くための本』
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発達障害の方が苦手とする「同時並行作業」「段取り」「ケアレスミス」「コミュニケーション」等の具体的な解決方法が紹介されています。
ちょっとした工夫ですぐに実践できるビジネススキルで、仕事がはかどり、職場でのトラブルが軽減されます。
2.『イライラしない、怒らない ADHDの人のためのアンガーマネジメント』
イライラしやすい、激怒してまわりといつもトラブルになってしまう傾向がある方は必読です。アンガーマネージメントは、療育現場でも注目されています。
3.『お片づけセラピー〜ADHD/ADDのためのハッピーサバイバル法』
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1,000人以上のADHD/ADD患者を診てきたADHD専門医と、自身がADHDである小説家が書いた、ADHDのためのサバイバルブックブックです。
いつも探しものをしている、忘れ物、なくし物が多い、時間管理ができない…という方、まずは片づけをやってみましょう。
4.『人生を変える断捨離』
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発達障害の方のために書かれた本ではありませんが、とても効果があるのでご紹介します。
部屋が片付くと頭の中も整理されていきます。物、情報の量が多すぎると、混乱していきます。まず物の量を減らしてみましょう。
発達障害の接し方を理解するために【3選】
1.『発達障害サポート入門: 幼児から社会人まで』
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発達障害障害の方の困りごとの原因と症状の解説を、さまざまな事例で紹介するともに、家庭の関わり方、幼児期から大人になるまでの地域で受けられる支援が紹介されています。
2.『もし部下が発達障害だったら』
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リワークプログラムを実践する精神保健福祉士が書いた、発達障害の方の上司が身につけるべき職場の知識とマネジメントスキルの本です。
3.『発達障害のある方と働くための教科書』
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全ての人にとって働きやすい職場づくりのために、企業の人事担当者が知っておくべき発達障害に関する基礎知識、配置や雇用管理のポイント、就業上の合理的配慮、労務管理等を解説しています。
さいごに
今回は大人の発達障害を理解するのにおすすめの本をご紹介しました。
発達障害で困りごとがある方は、セルフケアの本を参考に、ぜひ実践してみて下さい。
当事者の方や、発達障害の方との関わり方に悩んでいる方のご参考になれば幸いです。
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- 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
- 本記事は2018年11月10日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。