性格とは?2つの種類・ビッグファイブを心理学視点で臨床心理士が解説

2018.12.06公開 2019.05.16更新

「あなたって優しいね」

「こういうところがA型っぽいよね」

「明るい性格しているよね」

 

多くの人は、これまで一度は誰かと性格について話し合ったご経験はあるのではないかと思います。

 

性格って興味深いですよね。

 

この世界に自分と全く同じ性格を持つ人はおらず、まさに千差万別です。

 

ところで、あなたは性格の特徴を捉えるときに、どのような考え方をしていますか?

 

心理学では性格について様々な考えがあります。

 

性格を5つの特徴から説明しようとする考え方もあるんですよ。

 

そこで今回は、心理学における性格の考え方をご紹介したいと思います。

 

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性格の定義とは?

性格を適切に定義することは難しいですが、辞書的には「各個人が生まれつき持っている心の働きである」とされています。

 

また性格の定義は、心理学の中でも領域によって微妙に異なりますが共通内容として、

性格(character)とは「個人を特徴づける持続的で一貫した、不変の反応として現れる行動様式」

と表現できるでしょう。

 

もともとギリシア語の「刻みこまれたもの」という意味のcharaktērに由来すると考えられております。

 

類似表現として人格(personality)という言葉がありますが、こちらは仮面を意味するラテン語のペルソナ(persona)に由来すると考えられています。

 

同じような意味として用いられることも多く明確な違いを見出すのは難しいですが、性格は個人の情動などの側面を強調するのに対し、人格は個人の一貫性や統一性を強調している側面があります。

 

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花井菜美

臨床心理士

心理系大学院修了後、渡米。現地NPOサポート団体に所属し活動をする。帰国後精神科や発達障害児支援施設にて勤務。学生、主婦、子ども、夫婦関係など様々な問題を抱える方の支援を行う。1児の母。

  • 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
  • 本記事は2018年12月6日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。