性格診断は当たる?信じてしまう心理・3つの注意点を臨床心理士が解説

2018.12.17公開 2019.05.16更新

自分、または誰かについて、性格診断をしたことはありますか?(私はあります)

 

専門的な診断以外にも、世の中には本当に様々な性格診断が溢れていますよね。

 

ときどき、ある診断と別の診断で、真逆の結果が出たりして、「どっちなの?」と思ったことがある人もいらっしゃるかもしれません。

 

でも「あなたの性格はこうです」とわかるとなると、なんだかドキドキしたり、興味深い気持ちになったりしてしまいますよね。

 

ところで、その性格診断を受けてみていかがでしたか?当たってました?

 

今回は性格診断について、お話をさせていただきたいと思います。

 

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性格診断とは?

心理学の世界には確かに性格をみる検査があります。

 

「性格診断」ではなく「性格検査」ということの方が圧倒的に多いでしょう。

 

そもそも「診断」はお医者さんができることですから、心理学では診断はしませんし、診断という言葉は原則的に用いません(これはとても重要なことです)。

 

また、ひとつの検査をしたからといって、性格のすべてがわかってしまうことはありません。

 

さて、心理学では性格検査をすることがあります。

 

専門的な目的としては、

・個人の性格

・考え

・態度

・欲求

・適性

などを目的に応じて把握するためです。

 

例えばカウンセリングにいらっしゃった方のお悩みに合わせて、必要と考えられる検査を用いることがあります。

 

一方で、ひろく一般に知られている「性格診断」の中には、楽しみのために作られているものも少なくありません。

 

それらの場合、科学的な根拠に基づかずに作成をされていることもありますので注意が必要です。

 

 

性格診断は当たる?信憑性は?

専門的な科学的な研究をもとに作成された検査は、正しく使用することで基本的には信憑性のある結果が得られると考えられます。

 

一方で、楽しむように作成された性格診断はどうでしょうか。

 

やはり、基本的には信憑性は薄いと考えられるでしょう。

 

ただ、「当たっている」と感じるものも少なくありません。

 

例えば、血液型による性格診断などとてもブームになりましたが、「たしかに~!」「当たってる~!」なんて言いながら診断を進めたことのある方もいらっしゃるでしょう。

 

現在、血液型による性格診断は科学的な根拠がないと考えられているので、血液型による診断というのは信憑性は薄いと考えられます。

 

他にも、星座、誕生日、なかには独自的な性格診断もあります。

 

「科学的根拠がないから嘘だ」と考えるのは少々乱暴な気もしますが(ちゃんと独自に研究をして得られたデータをベースに作られているかもしれません)、現段階では信憑性の程度は低いとも考えられそうです。

 

花井菜美

臨床心理士

心理系大学院修了後、渡米。現地NPOサポート団体に所属し活動をする。帰国後精神科や発達障害児支援施設にて勤務。学生、主婦、子ども、夫婦関係など様々な問題を抱える方の支援を行う。1児の母。

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  • 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
  • 本記事は2018年12月17日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承の上、お読みください。

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