好きと言えない3つの心理・好きと言ってもらうコツは?臨床心理士が解説
「好き」と言ってもらうためのコツ
自分から「好き」といってみる
自分の気持ちや情報を伝えることを「自己開示」といいますが、自己開示には「返報性」という特徴があります。
返報性とは、返ってくるということ、つまり、相手にしてもらったと同じくらい情報や気持ちを話そうと無意識的に考えるのです。
ですから、「好き」といってもらいたいときは、まずは自分から「好き」と伝えてみると相手も伝えやすくなるのかもしれません。
【関連記事】
>>自己開示できない原因は?効果・方法・メリットを臨床心理士が解説
>>好意の返報性とは?3つの例と効かない2つの原因を臨床心理士が解説
「好きって言って!」は逆効果?
人は思っていたことを制限されると反発しようとする傾向があるといわれています。
これは、「心理的リアクタンス」といわれるものです。
よく言われるのは、宿題をやろうとしてたのに、「やりなさい」といわれるとやりたくなくなる…という現象のことです。
もし相手が、自分のことを好きだと感じていても「好きって言って!」と強制されてしまうと言いたくなくなってしまう、という残念なことにつながることもあるかもしれません。
さいごに
「好き」と伝えることって、短い言葉なのにとても難しいですよね。
伝えられないと思うのは、きっとそれだけ重要で大切な気持ちであるからなのかしれません。
好きと伝えることで何かが生まれることがあります。
ただ、伝えるだけが「好き」という気持ちの結論でもないとも思います。
自分らしく「好き」な気持ちを感じることができる方法を探ってみてくださいね。
【関連記事】
>>「好き」とは?男女の違い・好きの3つの効用を心理学視点で臨床心理士が解説
>>好きという感情がわからない原因は病気?3つの例で臨床心理士が解説
- 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
- 本記事は2018年12月10日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。