自信をつける上で役立つ3つの心理学的観点とは?臨床心理士が解説

2019.03.04公開 2019.05.16更新

自信をつけると言っても何から始めればいいのか、どんなことをすればいいのか分からない…。

 

そんな方に向けて、今回はそのお手伝いが出来そうな「心理学的観点」について考えてみました。

 

ご一緒に、「自信を持つ」ということについて振り返ってみることとしましょう。

 

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そもそも自信が必要な理由とは?

「なぜ自信を持たなければならないのか」という問いに対しては、正直なところ、本人に困りごとがないのであれば「絶対に必要である」と言い切ることはないようにも感じます。

 

その一方で、自信を持っていることで、「生きやすい」「過ごしやすい」と感じる状況はあるかもしれません。以下で少しピックアップしてみましょう。

 

自分を認め、受け入れるため

自信のある人は、「他者の評価」よりも「自分の個人的な基準」を重視して自分を評価することが知られています。

 

このことは、周囲の評価に惑わされず、自分の在り方を自身が認め受け入れる「自己受容」の感覚にも繋がっていると考えられます。

 

自己受容とは、できる自分だけでなく「できない自分」も同時に認め、受けれいていくことでもあります。

 

心理学者で精神科医でもあるアルフレッド・アドラーは、自己受容について、

「自分を受け入れることで自分らしく生きていくことが可能になる」

と語っています。

 

打たれ強い自分になるため

心理学において、ストレスから立ち直る力や成長する力のことを「レジリエンス」と呼びます。

 

ちょうど、衝撃を受けたボールがその力を跳ね返して元の形にもどるようなイメージです。「回復力」や「弾力性」と訳されることもあります。

 

近年、レジリエンスをテーマとした研究が増えており、中でも、自信のある人ほどレジリエンスを高めやすいことが示されてきています。

 

自信を持つことで、苦境にもしなやかに対応できる強さを身に着けることができる、ということなのかもしれません。

 

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チャレンジを続けていくため

自信のある人は自分が達成すべき課題や目標が明確であり、課題への取り組みも積極的です。

 

また、将来的な展望も肯定的に捉えていることが明らかとなっています。

 

一方で、自信に欠ける人は失敗を恐れるあまり、課題に消極的な態度をとってしまいがちであるようです。

 

これらのことから、

「自信を持つ」ということは「挑戦する勇気を得る」

ということとも言い換えることが出来るように感じます。自信とは、自分の望む生き方を実現させるための重要なキーなのですね。

 

鈴木さやか

臨床心理士・公認心理師

心理系大学院修士課程を修了後、臨床心理士資格を取得。福祉分野のケースワーカーとして従事したのち、公的機関でテスター兼カウンセラーとして勤務。子どもの問題(不登校、非行、発達障害等)や労働、夫婦問題をはじめ、勤労者、主婦、学生など幅広い立場への支援を行っている。

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  • 本記事は2019年3月4日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承の上、お読みください。

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