心配性で疲れる…特徴・原因・4つの克服方法とは?精神保健福祉士が解説

2019.01.08公開 2019.05.16更新

「エアコン、消したかな?」「忘れ物はないかな?」「明日のテストうまくいくかな?」

 

…心配性の人は、いつもいつも何か心配しているので、それだけで疲れてしまいますよね。

 

心のエネルギーが心配事に吸い取られてしまうのです。

 

心配性はどうすれば克服できるでしょうか?

 

今回は、心配性の人の特徴、原因、克服方法について考えてみたいと思います。

 

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心配性の人の5つの特徴

あなたの周りに心配性の人はいますか?もしくは、あなた自身が心配性でしょうか?

 

次のような特徴がある人は、心配性に当てはまるかも知れません。

 

戸締まりが心配

心配性の人が共通して気にするのは、戸締まりです。

・鍵を閉めたか?

・ガスを消したか?

・エアコンを消したか?

何度も点検したのに、やっぱり気になって戻ってきてしまう。

 

これでは毎朝が大変。出勤前にヘトヘトになってしまいます。

 

忘れ物がないかが心配

「忘れ物がないか?」をとても心配する人もいます。

 

毎日の持ち物はもちろんのこと、封書に入れた書類も、何度も点検してから糊付けしたのに、やっぱり気になって、封を切って点検してしまう…。

 

そして、もう一度新しい封筒に宛名から書き直し…。

 

こんなことを繰り返していては、本当に疲れてしまいますよね。

 

うまくできるか心配

テストやプレゼン、試合、交渉等はもちろんのこと、朝礼での短いスピーチもうまくできるか、心配性な人は延々と気にしてしまいます。

 

何かあるたびに、

・夜眠れなかったり、

・冷や汗をかいたり、

・血圧があがったり…

これでは、健康も壊してしまいます。

 

どう思われたか心配

自分の発言や態度が周囲の人からどう思われたか?思い出しては気になってしまう人がいます。

「あの時、ああいう言い方をするんじゃなかった」

「もっとこう言えばよかった」

「あんなこと言わなければよかった…」

と、延々と一人ダメ出し反省会をしてしまいます。これでは人間関係も疲れてしまいますね。

 

ずっと先の将来のことが心配

若い頃から老後を心配する人がいます。

 

年金をはじめ、社会保障と税の制度設計には確かに様々な問題があります。

 

メディアでも年金崩壊とか、財政破綻といったセンセーショナルな報道が繰り返しなされるので、心配性の人は気になってしまいます。

 

でも、ずっと先のことを心配していたら、今の生活が全く楽しくなくなってしまいます。

 

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桜衣真里

精神保健福祉士

大学院修士課程修了後、専門学校、短大講師等を経て、公的機関の相談員として勤務。精神保健福祉士、保育士のダブルライセンスで、家庭問題、子どもの発達、保育・教育・療育関連の仕事に従事。東京都出身。二児の母。

  • 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
  • 本記事は2019年1月8日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。