インナーチャイルドとは?癒すとはどういうこと?臨床心理士が解説

インナーチャイルドという言葉を聞いたことがありますか?

 

インナーチャイルドとは、心理学のある分野で使われている言葉です。

 

少しスピリチュアルな雰囲気がしたり、分かりづらいなと感じる方もいらっしゃると思います。

 

今回は客観的な立場から、インナーチャイルドがどんなものなのか説明してみたいと思います。

 

インナーチャイルドとは?

インナーチャイルドとは「内なる子供」です。

 

子どもの頃の家庭や学校など、さまざまな体験で少しずつ積み重ねていった感情や考えや自己像などが、子ども時代の人格を作り、それが内なる子供として、心の中に存在しているイメージです。

 

アダルトチルドレンやトラウマ関係と合わせて使われることが多い言葉です。

 

インナーチャイルドは、子供の人格のまま、心の中にいて、いま現在の自分にも影響を与えます。

 

具体的には、子供のから続いている考え方のくせや、行動パターンのことです。

 

例でご紹介しますと、何かハプニングが起きたときに「自分が悪いんだ」と考える癖があり、「すぐにごめんなさいを言う」という行動パターンがあるとします。

 

それは子供の頃に、家庭や学校などが厳しくて自分の非を認め、すぐに謝ることによって早めに許してもらえたから、身についた思考や行動パターンだったとします。

 

しかし、社会人になった今は、すぐに謝ることではなく、しっかりと原因を分析して、自分に否がある時だけ謝る、そうではないときは、むやみに謝らないことが求められてるかもしれません。

 

また、謝り続けることで自己否定が強くなったり、自分に自信がないなど、現在の自分が苦しい一因になっている場合もあるかもしれません。

 

子供のころは機能的だった考え方や行動パターンがずっと続いているけど、現在はあまり効果的ではない状況です。

 

長い間、共に生きてきた行動パターンは、簡単に変えるのは難しいものです。

 

子供の頃は自分を守るために有効だったり、大切なものでも、成長して環境が変わるにつれ、適応的なものではなくなる場合があります。

 

石上友梨

臨床心理士

大学・大学院と心理学を学び警視庁に入庁。5万人の職員のメンタルヘルスを管理し、カウンセリングや心理検査、メンタルヘルス講義、拳銃選手のメンタルトレーニングなど幅広く活動。6年目で退職し、フリーランスに。発達障害を支援する活動に力を入れている。‬>>HPはこちら

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