脳科学×就労支援で安定して働くための生活習慣づくりを

2019.01.30公開 2020.04.22更新

「脳」に着目した科学的根拠に基づく就労移行支援を行う、ニューロワークスさん。

 

「ブレインフィットネスプログラム」という独自のプログラムでは、一体どんなことを行うのでしょうか?

 

そこで今回は、ニューロワークスの大塚センターで4名のスタッフにお話を伺いました。

【ニューロワークス】

脳と身体の健康ケア+就職スキルを通じて、就職・定着を全力サポートする就労移行支援事業所

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ブレインフィットネスって何ですか?!

リミー
今日はよろしくお願いいたします。いきなりですが、ブレインフィットネスプログラムって何ですか?

 

尾崎さん(ニューロワークス事業部 事業部長)

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尾崎さん
いきなりですね。笑 ブレインフィットネスプログラムは、脳の課題ごとに最適な生活習慣を科学的根拠に基づいたトレーニングで学んでいただくプログラムになります。
リミー
脳に最適な生活習慣……例えばなんでしょうか?
尾崎さん
脳の健康に良いとされる生活習慣に欠かせない要素として、運動・睡眠・食事・ストレスケア・知的刺激があるんですね。ここではそれぞれの要素に対応したトレーニングを用意しています。

 

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【出典】ニューロワークスホームページより

 

リミー
たしかにどれも大切そうな気がします。ブレインフィットネスプログラムは皆さんやるんですか?
宮田さん
そうですね。特に、仕事に対するスキルや能力はあっても、生活習慣の乱れなどから就職後に定着できないという方が能力を発揮しやすい環境を整えるために活用してもらっています。
尾崎さん
「冴えた状態にする」という言葉をよく使うのですが、食事や睡眠など普段の生活習慣を整えることで、その人が持つポテンシャルを発揮できるような環境づくりを心がけています。
リミー
ブレインフィットネスプログラムとしてどんな取り組みがありますか?
尾崎さん
はい。一例として、iPadを活用した集中力や注意力を鍛える脳トレ、朝のマインドフルネスでのストレスケア、バイクマシンでの運動プログラム、栄養士監修のランチ提供などがあります。
宮田さん
いつか私たちの支援を離れても、ブレインフィットネスの生活習慣が身についている状態が理想ですね。

 

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西脇さん
ちなみに、ブレインフィットネスはスタッフもやっているんですよ。
リミー
スタッフさんもですか?!
西脇さん
利用者さんに見えるような形で、スタッフの目標も貼り出しています。やった日には自分でシールも貼っています。若干シールが少ない人もいますが。笑

 

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宮田さん
今日はやって帰ります。笑 これも利用者さんにただ案内するのではなくて、スタッフも一緒にやっていることを可視化することで習慣化のきっかけになれればと思っています。

 

脳トレを実際にやってみました

リミー
「集中力や注意力を鍛える脳トレ」。これはどんな感じですか?
尾崎さん
iPadを使った脳トレゲームで、科学的根拠のあるものを選んでいます。実際に試してみますか?
リミー
えっ、いいんですか?
尾崎さん
いいですよ。脳波を測定しながら操作するゲームもありますので、これを頭に着けて…じゃあいってみましょうか。

 

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リミー
ヤバい。もうわからない…。これ難しくないですか?笑
宮田さん
いきなりレベル7は難しすぎましたね。笑
リミー
疲れました。笑 でも、いいですね。単純に面白くてクリアしたくなる意欲が出てきて、結果的に脳が鍛えられるというのは。
宮田さん
特に発達障害の方で短期記憶が苦手という方の場合、通常のトレーニングで集中力を高めるよりも、こういったゲーム性のある方が好まれますね。
尾崎さん
「これが短期記憶に良いのか」といったことを思いながら進めていくとさらにいいですね。
リミー
注意力、空間認識、判断力、記憶力、柔軟性…項目ごとにゲームがあるんですか?
尾崎さん
そうですね。本人は注意力がないと思っていたけど、実はそんなことなかった…といったことが分かると自信にも繋がりますよね。
尾崎さん
計画力、空間認知力、短期記憶の得意不得意などが分かるので、ひとつの目安にしやすいですよね。スコアが上がっていくのは続けるモチベーションにもなりますし。
ニューロワークスに来たときだけでなく、ご自宅でも継続的にできていると尚良いですよね。
リミー
家でもできるんですか?
尾崎さん
もちろん、一部のゲームはスマホやパソコンからできます。
リミー
いいですね。脳トレが苦手な人でも続けられるポイントってありますか?
尾崎さん
やっぱり誰かサポートしてくれる人がいることですね。我々の場合は、毎週金曜日に週間目標の振り返りを必ずやっています。
また、何名かの利用者さんには、睡眠や歩数が自動的に計測できるfitbitというウェラブル端末を着けてもらっています。そのデータはスタッフも見られるようになっているので、週1回コメントを送っています。

 

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西脇さん
利用者さんの努力をちゃんと見て応援する人がいれば、続けるためのエネルギーにもなるのかなと思っています。
リミー
すごく心強い存在ですよね。
西脇さん
利用者さんのなかでは、みんなで「今日、何歩歩いたよ」といった会話も生まれているので、仲間がいるというのも習慣化のひとつのポイントになっています。
リミー
なるほど!

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  • 本記事は2019年1月30日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。