結婚できない女性の3つの共通点とは?理由を事例で臨床心理士が解説

2019.02.22公開 2019.05.16更新

結婚できない3つの理由とは?

①結婚する気がある人と付き合っていない

人間は恋する時、その55%を「見た目」から判断しています。

 

例えば、高級なスーツを着て、高級な名刺入れから一流企業の名刺を男性が出すと、一瞬で「恋人候補」に…。なんてありませんか?

 

なぜなら進化論的に女性は「有能」な人を求めているからです。

 

従来、女性は妊娠すると9ヶ月以上、身動きを取れなくなくなるという“制約”がありました。

 

その間、相手の男性にたくさんの食材を運んでもらい、身の安全を守っていく必要があったのですね。

 

こういった特徴がDNAに刻まれているため、女性は今でも男性の

「有能さ」

「向上心」

「社会的地位」

つまり経済力をパートナーに求める傾向があると考えられています。

 

さて、人は見た目で恋に落ちてしまうことがおわかりいただけたと思います。

 

そして、ここから先が大切です。

 

何かと言うと、「見た目からは結婚願望レベルがわからない」ということ!

 

本能的に優れたパートナーを見分けられても、結婚願望レベルを判別するには客観的な観察が必要とされます。

 

恋に落ちた後、冷静に観察できていますか?

・お付き合いした人数は多いが結婚にいきつかない

・彼氏が自分の友だちと良い関係を築こうとしない

といった場合は少し立ち止まることも大切です。

 

②恋愛の理想が高いから交際関係が発展しない

恋愛の理想が高い女性は、現実の交際関係を進展させづらい、ということがわかっています。

「デートは高級なレストラン」

「誕生日には高級な贈り物」

「庶民的なお店なんて考えられない!」

というような「王子様志向」が強い場合、現実とのギャップに耐えられず、リアルな恋愛が進んでいくのを無意識に拒絶してしまうのです。

相手からアプローチがあり、こちらも良いなと思っているのになぜかデートの約束を先延ばしにしてしまう

といった方は、ご自身の恋愛観を友達に聞いてもらいましょう。

 

③一目惚れが多い

先程お話したように、恋に落ちるときの心は「相手の見た目」に支配されています。

 

しかしながら、結婚しよう!とお互いが思うためには関係性が深まらないといけません。

 

そのためには、「類似性」が必要であることが明らかになっています。

・目標が似ている

・価値観が同じ

などの内面的類似性がない場合、当然徐々に心のスキマができていきます。

 

結婚を前提としている場合は、お互いの考え方にどれだけ類似性があるかを事前に確認することが重要です。

 

 

結婚できない女性の3つの共通点とは?

①相手の経済力を気にしすぎている

上述のように、女性は男性の「経済力」をパートナーの条件として重視します。

 

ある心理学の調査では「女性は男性の2倍、相手の経済力を重視する」という結果も出ています。

 

そしてさらに驚くことに、女性は男性に対して「上位30%の経済力を望んでいる」というデータも!

 

つまり、年収の少ない順で10名の男性を並べたとしたら、そのうち上位3名しかパートナー候補になれないということになります。

 

少ないパイを女性同士で取り合った結果、「最近いい人いないなあ」ということになるわけです。

・年収は絶対に一千万円以上

・一流企業でないとだめ

といった限定思考は、「本能」に従いすぎているせいかもしれません。

 

今一度、相手に求める「年収適正価格」を見直してみることもおすすめです。

 

②男性が女性に求めるのは「優しさ」

心理学のデータでは、男女ともに長期的なパートナーに対して「優しさ」を求めるということがわかっています。

 

「それくらい自分にはある!」と思われるかもしれませんが、ちょっと待ってください。

 

結婚が近くなる、つまり交際期間が長くなるとついつい相手に甘えてしまいがちになります。

「今日もお仕事お疲れ様」

「ミスで怒られたんだってね、大丈夫?」

といった言葉で具体的に優しさを伝えていますか?

 

「私も仕事で疲れてるの!なんでそんなこともやってくれないの?」と怒ってばかりいませんか?

 

日々の優しさの積み重ねが、結婚したいという相手の気持ちにつながっていきます。

 

③他人の悪口を言い過ぎている

人間は相手のファッション、匂いといった「外見」から「内面」を推測するクセがあります。

 

例えば、首までしまったYシャツスーツの人と、大きく胸の開いたシャツの人だと、前者は「真面目」、後者は「不真面目」と判断されがちです。

 

同様に、相手が話す内容を「相手の内面」として捉えてしまう、ということが心理学で実証されています。

 

もし、あなたが友達や会社の人の悪口ばかりを彼の前で話しているとしたら要注意です。

 

彼はあなたを「嫌な性格の人」と認識し、「優しさ」の欠如した女性、つまり結婚相手にはふさわしくないと判断しているかもしれません。

 

 

さいごに

行動を維持するために大切なのは「マインドセット」。心の持ち方次第で言葉や行動は変わっていきます。

 

今日から「優しさ」「感謝」「ポジティブ」を意識してみましょう。

 

そして「客観的な観察力」も忘れずに婚活に臨めば、結果はついてきますよ!

 

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広瀬絵美

臨床心理士

心理学の大学を卒業後、広告会社にて勤務。退職後、心理系大学院修士課程を修了し臨床心理士資格を取得。精神科病院にて従業員のメンタルヘルスケア業務に従事する。また、国立研究所にて職場組織や妊婦さんのメンタルヘルスに関する研究にも携わっている。理想的な「ワークライフバランス」を目指し、研究と実践の両面から支援を行っている。一児の母。

  • 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
  • 本記事は2019年2月22日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。