結婚したくない女性の3つの特徴・心理・しない理由を臨床心理士が解説

2019.03.03公開 2019.05.16更新

結婚したくない女性の3つの特徴

「結婚が先延ばしになっている」、つまり今は「結婚したくない」女性には以下のような特徴があります。

①仕事が楽しい

②将来的に会社で出世したいと思っている

③特別な趣味を持っている

では、こういった女性はどうして結婚しないのでしょうか?結婚しない理由を次に説明します。

 

 

結婚しない5つの理由

①「やりたいこと」に費やす時間が短くなる

発達心理学では、「家族の成り立ち」をテーマとした研究がたくさん行われています。

 

その中で、「人間は平等に時間という資源を分け与えられている」という考え方を基にした分析がたくさん行われています。

 

つまり、誰しも一日24時間しか持つことができず、その中で様々な役割を果たしています。

 

この役割の配分によって、ストレスが生じたり生じなかったりするわけです。

 

結婚前は主に「自分時間」「仕事時間」「家庭時間」などです。

 

「自分時間」で映画を見たり、「仕事時間」で会社に行ったり、「家庭時間」で料理や洗濯をするわけですね。

 

しかし、結婚することで「妻」「母」といったこれまでなかった役割が増えていきます。

 

洗濯や料理、子どものお世話をする時間が増えるのです。(ここで「女性がどこまで家事育児を担うか」という価値観が重要になってきます)。

 

当然、妊娠・出産となればたくさんの「時間と肉体的健康」といった個人の資源を投入することになります。

 

結婚前は「自分時間」を自由に使うことができましたが、役割増加によってその時間が圧縮されます。

・まだ自分の時間を楽しみたい

・もっと仕事を頑張りたい

という女性はこういった時間減少への懸念から「まだ結婚しない」という状況に陥りがちです。

 

②「やりたくないこと」をやらなくてはいけない

「自分時間」の減少とともに、「家事・育児」時間が上昇します。

 

もしこれらが苦手であると、それは女性とってとても苦痛になります。

 

日本では「家事は女性の仕事」といった古き概念が根強く残っています。

 

家事は男性に任せればいいよね!という気持ちで結婚することはなかなか難しいため、結婚しない一因になりがちです。

 

③結婚のメリットがわからない

以上のように、仕事や趣味が充実している女性にとって、結婚はデメリットばかりに見えてしまいます。

 

当然メリットがないものを、欲しいと思う人はいませんよね?

 

④「子どもが欲しい」とあまり思わない

結婚することで得られる最大のメリットの1つに「子ども」が挙げられます。

 

結婚と出産に対する価値観は柔軟になりつつあり、フランスでは結婚せずに子どもを産む人がたくさんいます。

 

しかし日本では少数派ですね。

 

つまり、結婚しないと子どもを産むことはなかなか難しい。

 

したがって、子どもが欲しい人は結婚願望が高くなりますが、そうでない人は結婚願望が低くなりがちです。

 

⑤結婚相手に対する要求が高い

これはいわゆる「家柄」に関する問題です。

 

女性側の家庭が家柄を気にする場合、それに見合った男性を見つけることはとても難しくなってきます。

 

一般的な婚活や自然に任せた恋愛だと、家族の期待に応えられるような家柄の方となかなか出会うことはできません。

 

そのため、「どうせ家族に認められない…」と結婚が縁遠くなってしまいがちです。

 

 

結婚したくない女性の2つの心理

①仕事と家庭の両立への不安

先述したように、人間が持っている「時間」という資源は平等です。

 

つまり、「仕事」「趣味」に多くの時間を割いている方にとって、結婚は自分の負担を増やすことに繋がります。

 

そのため、「結婚のメリットは?」と考えがちです。

 

残念ながら結婚の場合「お金をもらえる」「痩せる」といったわかりやすいメリットはあまりありません。

 

こういった状況は女性にとって不安でしかなく、その不安に踏み出すきっかけを掴むことはとても難しいです。

 

②自分自身の経済力が高いことで心理的葛藤が生じる

ご自身の経済力が高いと「結婚する」という選択はさらに難しくなります。

 

今までお話したように現代の女性にとって結婚にはデメリットがたくさんあります。

 

ポイントは「資源の分配」。つまり、時間や体力を家庭やパートナーにたくさん分けてあげる必要が出てきます。

 

そして同時に、「仕事」に対する資源の分配が少なくなることを意味します。

 

もしあなたが仕事に一生懸命取り組んでおり、充実した稼ぎを得ている人だったらどうでしょうか?

 

出産や育児により、仕事に費やせる時間や余裕が減る=満足に職務をこなせないという不安を持つかもしれません。

 

育休で長い期間仕事から離れれば、収入が減るかもしれません。

 

もし相手の男性が昔気質であれば、家事育児を一人でこなさないとけないかもしれません。

 

こういった状況が想定されれば、

 

「収入を捨てる(もしくは維持する努力をさらにしないといけないのに)、なぜ結婚をしないといけないのだろうか」

 

という葛藤が生じます。

 

 

さいごに

女性の経済力と社会的地位の向上と比べ、社会的通念や国の運営システムが追いついていないことが「女性が結婚しない」原因の1つになっています。

 

大切なのはこういった状況を嘆くだけではなく、相手の男性と問題意識を共有し二人で対応策を考えることにあります。

 

そして、そういった問題意識を相手と共有できるかということは、お互いの価値観の確認にも通じます。

 

それぞれの女性が心から望む方法を選択できるよう、個人と社会が取り組むことが大切ですね。

 

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広瀬絵美

臨床心理士

心理学の大学を卒業後、広告会社にて勤務。退職後、心理系大学院修士課程を修了し臨床心理士資格を取得。精神科病院にて従業員のメンタルヘルスケア業務に従事する。また、国立研究所にて職場組織や妊婦さんのメンタルヘルスに関する研究にも携わっている。理想的な「ワークライフバランス」を目指し、研究と実践の両面から支援を行っている。一児の母。

  • 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
  • 本記事は2019年3月3日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。