うつ5つの身体症状・顔の表情の変化・7つの気づき方を臨床心理士が解説

2019.02.28公開

現在、日本では110万人以上の人がうつで悩んでいるといわれています。

 

「心の風邪」ともいわれ、だれもがかかりうる病です。

 

そんな「うつ」ですが、みなさんは、どのようなイメージをもっているでしょうか。

「気分が落ち込む」

「やる気がでない」

「悲観的になる」

…などの気持ちの症状が一般的かもしれませんが、実は、体にも様々な症状があらわれることがあります。

 

今回は、うつの身体症状に焦点をあて考えていきたいと思います。

 

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うつの5つの身体症状とは?

睡眠の変化

まず「眠れない」などの睡眠の減少か、あるいは、「日中ずっと眠たい」という過眠の症状があります。

 

特に、8~9割が不眠で悩んでいるともいわれています。不眠の症状の中には、

なかなか寝付けない「入眠困難」

途中で何度も起きてしまう「中途覚醒」

朝早くに起きてしまう「早朝覚醒」

の3つのパターンがあります。

 

特に、うつで悩んでいる人の中は、

「朝早くに起き、寝たいのに眠ることができず、でも気分が重く起きることもできない」

といった「早朝覚醒」のパターンが多いといわれています。

 

一方で、「寝ても寝た気がせず、1日中寝ている」という場合もあり、過眠・不眠どちらにおいても「朝の気分が悪い」という特徴があります。

 

食欲の変化

以前と比べ、食欲の低下や増加などの変化などがみられることがあります。特に、

「食べなければと思うが、食べる気が起きない」

といった食欲低下がみられることが多く、また、

「食べても砂をかんでいるみたい」

などの味覚障害が生じる場合もあります。

 

一方で、過食のタイプもあり、「食べても食べても満たされない」と悩まれる方もいます。

 

体重の変化

食欲の変化や気分の落ち込みによる活動量の変化のため、著しい体重の減少や増加がみられることがあります。

 

目安として、

1か月に5パーセント以上の変化

つまり、体重60㎏の人が3㎏以上の増減がある場合は、注意が必要です。

 

疲れやすい、だるい

「いつも疲労感がある」

「帰宅すると動けなくなるほど疲れてしまう」

 

など、いつもと同じことをしているにも関わらず、疲れを感じやすくなる、ということがあります。

 

また、「おもりがついているように体が重たい」など、だるさを感じる方も多いようです。

 

原因不明の体調不良

ほかにも

・頭痛

・体のこり

・息苦しさ

・胸のつかえ

などの様々な症状があらわれる場合があります。

 

内科など病院にいってもはっきりとした原因がわからず、病院を転々とするといったケースも見られます。

 

また、女性の場合は、

・月経周期が乱れる

・月経前にひどく不快な気分になる

などのホルモンバランスに関係した症状があらわれることがあります。

 

飯田杏奈

臨床心理士

心理系大学院修士課程を修了後、臨床心理士資格を取得。教育機関や療育施設、カウンセリングルームにて勤務。未就学児から大学生、大人までさまざまな悩みに向き合っている。一児の母として子育て奮闘中

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