葛藤の意味とは?対人葛藤の3つの例をわかりやすく精神保健福祉士が解説
「この美味しそうなケーキ、食べたい…でもダイエット中だから我慢…」
こんな正反対の気持ちのはざまで、悩んだことはありませんか?
様々な欲求にはさまれ、悩むことを「葛藤」と言います。
今回は、心の中の葛藤や、対人関係の中でおこる葛藤について、考えてみましょう。
葛藤とは?葛藤の3パターン
葛藤には次の3つのパターンがあると言われています。以下、3パターンで例を挙げてご説明します。
「Aも好き、Bも好き」
「A君とB君、2人から告白されちゃった!どうしよう!」
「A君はサッカー部のキャプテンで、頭がよくてイケメン!」
「B君は野球部のキャプテンで、面白くてみんなの人気者!」
「どっちも素敵すぎて、選べない…」
どちらも、好きだけど、どちらか1つしか選べないと葛藤してしまいますね。
こんな状況なら、いつまでも葛藤していたいけど…返事を迫られるし、二人と同時に付き合うこともできない…。人生は悩ましいですね。
「Aもキラい、Bもキラい」
「テスト勉強するのダルいなあ…。でも悪い成績をとるのもイヤだしなあ」
「でも勉強は面倒くさいなあ…。だけど赤点とったら、また補習になるしなあ」
「きらいな勉強はつらいなあ…。でも勉強しないと、今度こそ最下位だろうな…」
心の中で、きらいなことがぐるぐる回っている状態です。
イヤなことから逃げるとイヤな結果になる…。
イヤなことはしたくないけど、その結果として、イヤなことが起こるのもイヤ…。これも葛藤しますね。
「Aは好きだが、Bはイヤ」
「大好きなケーキを食べたいけど、太るのはイヤ!」
これは冒頭の例のとおり、好きなことをしたいけど、その結果イヤなことになるのは困る…。
食べたい!でも痩せたい!…葛藤しますね。
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- 本記事は2019年3月19日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。