毒親の5つの特徴・過干渉への5つの対処方法とは?臨床心理士が解説

2019.04.07公開 2021.09.26更新

子どもの人生に深刻な影響を及ぼす「毒親」。

 

最近はメディアなどでも、毒親について耳にする機会が多くなりました。

「もしかしたら、私も毒親育ちなのかもしれない…」

そんな不安を抱えながらも、なかなか向き合えないという方もいるかもしれません。

 

今回は、毒親の特徴や過干渉への対処法について、ご一緒に考えていきましょう。

 

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毒親の過干渉の3つの怖さ

毒親の過干渉が子どもに与える影響として、たとえば次のようなものがあります。

 

①自分のことを認められない

いつも自分を否定されてきた経験から、大人になっても自信を持てず、自分を認めることができません。

 

周りの目をつねに気にしていて、「完璧でいなければ」と自分を追いつめてしまいます。

 

②自分のすることに罪悪感をもつ

自分に対して批判的になるため、自分の意見をもつことに自責感や罪悪感を抱きがちです。

 

誰かの判断に従うことが習慣化して、自分で考えたり判断することができなくなります。

 

③人間関係を築くのが苦手

支配的な関係のなかで育つ子どもは、対等な関係の築き方を学ぶことができません。

 

そのため、親以外の他人とも「従う/従わせる」というアンバランスな関係に陥りやすくなります。

 

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倉本梓

臨床心理士

心理系大学院修士課程を修了後、臨床心理士資格を取得。医療機関、教育機関でカウンセリングを担当するほか、スクールカウンセラーとしても活動。子育て、家庭問題、対人問題をはじめ、「自分らしい生き方」のためのメンタルヘルス向上を目指した支援を行なっている。

  • 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
  • 本記事は2019年4月7日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。