孤独な人生を楽しめる人・楽しめない人の3つの違いとは?精神保健福祉士が解説

2019.04.24公開 2019.05.16更新

孤独を楽しめない人の3つの特徴

①理想とする人間関係を築けていない

「心を許せる親友がいる」「家族と仲が良い」

など、人間関係に求める理想はありますか?

 

自分の努力で叶えられる範囲を超えた理想は、ときに自分を苦しめます。

 

まずは現在の自分を見つめなおして、環境を受け入れてみませんか?

 

その上で本当に必要なつながりを感じることができれば、離れている時間も落ち着いて過ごせると思います。

 

②依存傾向が強い

孤独に弱い人は、お酒やたばこに依存しやすい傾向にあります。

 

それだけではありません。人に対しても、

「この人がいなければ生きていけない」

と、自分の心も体も人に委ねてしまいます。

 

ものや人に依存するということは、それだけ、自分ひとりの時間を楽しむことが難しくなるということです。

 

人が好きだったり、人と何かを楽しみたいという気持ちがあったりするのは、とても前向きなことです。

 

しかし、誰かがいないと落ち着かないという状態では孤独を楽しむことはできないでしょう。

 

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③「ひとりでいること=悪」と思っている

「ぼっち」の状態を悪いことだと思っていませんか?

 

生活環境や周囲の価値観によって、

「人に囲まれている人気者が幸せ」

「ひとりで行動するのは寂しい人のすることだ」

と決めつけたりしていないでしょうか。

 

幸せの感じ方はそれぞれ異なります。

 

もしかしたら、ひとりでいるほうが自由な時間を楽しめるかもしれませんよ。

 

 

孤独を楽しめる人と楽しめない人の違いとは?

ここまで、孤独を楽しめる人とそうでない人の特徴について解説してきました。

 

両者の違いはどんなところにあるのでしょう。

①自己肯定感

②ひとりになることへの不安

③信頼する力

この3つがポイントだと思います。

 

孤独を楽しめる人は、心の中では孤独ではないのです。

 

また、信頼する相手とのつながりをいつも感じています。

 

それは、家族や友人かもしれないし、好きなアーティストやアニメのキャラクターかもしれません。

 

一緒にいなくても、相手が自分を思っていないわけではないという信頼感が大切です。

 

例えば、家族と暮らしている人は、学校や仕事の都合で数時間離れて過ごしても平気かと思います。

 

孤独を楽しめない状態というのは、

・離れている時間に相手が自分のことを忘れ去ってしまったり、

・自分がいない時間を相手が楽しんでいたりするのではないかと疑心暗鬼になっている

のではないでしょうか。

 

寂しさと嫉妬が入り混じった気持ちでいては、孤独を楽しむ余裕がなくなってしまうのは当然です。

 

 

さいごに

「孤独を楽しむには、孤独でないことが必要」というと、

 

「それができないから苦しんでいるのに」と思われるかもしれません。

 

しかし、目に見える距離に親しい相手がいることだけが孤独でなくなる方法ではないのです。

 

離れていても自分を強くしてくれる存在を探してみてください。

 

きっとひとりの時間を楽しむヒントが隠れていると思います。

 

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菊池恵未

精神保健福祉士

精神保健福祉士として、都内NPOにて精神障害者の支援を行う。就労支援担当として面接同行や就職後の業務メニュー作成などをしてきた。障害年金や生活保護受給の相談にものっている。JCTA日本臨床化粧療法士協会認定のもと臨床化粧療法士®として隔月でメイクアッププログラムを実施中。

  • 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
  • 本記事は2019年4月24日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。