瞑想の時間の目安は?毎日1分でも効果ってあるの?臨床心理士が解説

2019.06.04公開

「瞑想って何分やったらいいの?」「短い瞑想でも効果あるの?」と悩む方も多いと思います。

 

瞑想を始めてみたものの、毎日まとまった時間を取ることはとても大変です。

 

ただでさえ忙しいのに、瞑想のための時間も確保しなければならない…

 

できることなら、なるべく短時間の瞑想で効果を得たいですよね。

 

そこで今回は、瞑想の時間の目安や、瞑想は1分でも効果あるのかといった疑問について解説したいと思います。

 

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瞑想って1回何分がいいの?

現在、アメリカを中心に瞑想に関するさまざまな研究が報告されています。

 

脳の構造を変化させるには27分の瞑想

ハーバード大学の研究では、

1日27分の瞑想を8週間続けると、ストレスと関連する脳の部位に変化がある

という研究結果が報告されています。

 

具体的には、脳の部位のひとつである扁桃体という部位が変化をします。

 

扁桃体は主に、ストレス、恐怖、不安などの強い感情を処理する部位です。

 

瞑想によって扁桃体が変化することで、ストレスの感じ方や感情コントロールに効果が現れます。

 

しかし、効果が出るまでは個人差が大きいものです。

 

1ヶ月程度でも効果を感じるという方もいれば、8週間では足りず、もっと長く時間がかかる方もいるので注意が必要です。

 

うつ症状の緩和には15分間の瞑想

2013年の心理学者のバーバラ・フレデリクソン博士研究結果では、

1日10分〜15分の瞑想を7週間続けると、うつ病の症状が緩和した

という結果が報告されています。

 

また、うつ症状だけなく、ストレスが軽減したという結果も報告されています。

 

脳の構造までは変化させなくても、うつ症状を緩和させたい場合は15分間の瞑想で十分な効果がありそうです。

 

ストレス軽減には5分の瞑想

アメリカのThe Chicago School of Professional Psychologyの研究では、

1日5分間の瞑想を7日間継続し、ストレスレベルが軽減した

との結果が報告されています。

 

うつ症状に困ってはいないけど、健康のために5分間の瞑想を取り組むことでストレス軽減することが可能かもしれません。

 

従来は30分程度の瞑想が推奨されていましたが、瞑想に関する研究が進むことで短時間の瞑想でも効果が認められつつあります。

 

しかし、どの研究結果も継続が大切と言われています。

 

分数にこだわるより、いかに継続できるかに重点を置きましょう。

 

石上友梨

臨床心理士

大学・大学院と心理学を学び警視庁に入庁。5万人の職員のメンタルヘルスを管理し、カウンセリングや心理検査、メンタルヘルス講義、拳銃選手のメンタルトレーニングなど幅広く活動。6年目で退職し、フリーランスに。発達障害を支援する活動に力を入れている。‬>>HPはこちら

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  • 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
  • 本記事は2019年6月4日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承の上、お読みください。

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