嫉妬深い性格を直す5つのポイントとは?精神保健福祉士が解説

2019.04.23公開 2019.05.16更新

「嫉妬が強すぎて、恋愛がいつもうまくいかない…」「嫉妬深い自分の性格が大嫌い…」

 

嫉妬は自分自身も苦しいし、周囲からも嫌がられる感情なので、なんとかしたい…

 

でもどうしたら、嫉妬深い性格は直るのでしょうか?

 

今回は、嫉妬深い性格を直すポイントについて考えてみたいと思います。

 

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嫉妬深い性格の3つの特徴とは?

1.人と比べてしまう

嫉妬深い性格の人は、自分と相手を比べて考えるという癖がついています。

「あの人と比べて私はこれもあれも持っていない…」

「あの人は、あんなに良い思いをしている。ずるい、妬ましい、憎い!」

「それに比べて、私は何も良い思いをしていない、惨めで悔しい!」

人の持っているものと自分の持っていないものを比べるのは、つらく、苦しいことです。

 

2.パートナーへの依存心が強い

「カレがいなくなったら、寂しくて死んじゃう」

「カノジョがいなくなったら、生きていけない、オレも死ぬ!」

アツアツなのは良いですが、パートナーへの依存心が強くなりすぎると、危険信号です。

「カレが今、何をしているのか、気になって仕方がない」

「見えないところで浮気していないか?」

「他の女といちゃついてないか?」

…ちょっぴりヤキモチを焼くだけならよいですが、エスカレートすると大変です。

「さっきまでどこにいたの?」

「今誰と話していたの?」

と、一日中、パートナーの行動監視をしなければ気が済まなかったり、コンビニの店員と話しただけで、

「おまえが尻軽女だから、男が寄ってくるんだろう!」

「オレの言うことを聞かないから、不愉快な気持ちになるんだろう!」

「オレが不幸になったのは、おまえのせいなんだよ!」

嫉妬もここまで強くなると病的です。嫉妬心が異常に強いと、パートナーとの関係は長続きしません。

 

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3.さみしさを抱えている

いつも、誰かのよいところばかり気になり、嫉妬してしまう…

パートナーに対する嫉妬心が異常に強く、誰とつきあっても長続きしない…

 

万年、嫉妬に苦しめられている人は、養育環境に何らかの問題があった可能性があります。

 

親から充分な愛情を受けられず、愛着構築がうまくできないまま、大人になっている場合などです。

 

嫉妬の根源には、「さみしさ」の感情があります。

 

心の奥底にさみしさを抱えて生きていると、他の人が妬ましく思えたり、パートナーに異常な嫉妬を抱いてしまうことがあります。

 

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桜衣真里

精神保健福祉士

大学院修士課程修了後、専門学校、短大講師等を経て、公的機関の相談員として勤務。精神保健福祉士、保育士のダブルライセンスで、家庭問題、子どもの発達、保育・教育・療育関連の仕事に従事。東京都出身。二児の母。

  • 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
  • 本記事は2019年4月23日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。