幸せなのに辛い、孤独、死にたい…対処法を精神保健福祉士が解説

2019.02.24公開 2019.05.16更新

「幸せで恵まれているのはわかっている…でも死にたい、この世から消えていなくなりたい」

 

あなたの周りに、こんなことを言う人はいませんか?

 

家族にも友人にも恵まれ、経済的にも豊かそうな人が、実は死にたいと思っていると聞くと、驚いてしまうかも知れません。

 

でも、案外このような悩みを考えている人は、あなたの身近にもいるかも知れません。

 

「幸せなのに、死にたい」と思っている人は、

・自分自身でもその理由がわからない

・うまく説明ができない

という人が多いです。

 

今回は、幸せなのに、なぜ辛いのか?孤独なのか?死にたいのか?その心理と対処方法を考えてみたいと思います。

 

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幸せなのに辛い心理とは?

客観的には恵まれている

幸せって何でしょうか?

 

「幸せなのに、辛い」と訴える方から、次のような話を聞くことがあります。

 

「今の生活は、客観的に見て、恵まれているのはわかっています」

「経済的な心配はないし、時間は自由に使えるし、家族も優しい…」

「他の人よりは、一般的に見て、幸せだということは頭ではわかっています」

・自分は客観的に見たら恵まれている

・他のもっと恵まれていない人と比較すると幸せな状況にいるはずだ

と、このように自分の置かれた状況を理解されています。

 

主観的には自己不全感

では翻って、恵まれた状況の中にいる自分自身については、どのように捉えているのでしょうか?

 

「人に気を使いすぎて、意見を言えない自分が情けない」

「自分の顔やスタイルが大嫌い」

「こうなりたいというイメージと全然違う自分」

「やりたいことが何かわからない」

「長い間働いていなかったから、もう働けない、自分は社会で何の役にも立たない」

「家族が悲しむから、自殺はできないけど、この世から消えたい」

 

…と、ネガティブなイメージで自分自身を捉えている方が多いようです。

 

客観的に自分の置かれた状況は恵まれているけれども、その中にいる自分自身については、自己不全感に苛まれて苦しんでいる…という状態です。

 

周りからみると、羨ましいような状況であり、そのことは自分自身でも理解できているのに、心の中は常に自分をネガティブに捉えてしまう…。

 

客観と主観に大きな乖離があることがわかります。

 

桜衣真里

精神保健福祉士

大学院修士課程修了後、専門学校、短大講師等を経て、公的機関の相談員として勤務。精神保健福祉士、保育士のダブルライセンスで、家庭問題、子どもの発達、保育・教育・療育関連の仕事に従事。東京都出身。二児の母。

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