ストレスと病気の関係、ストレスコーピングの3つの方法を臨床心理士が解説

2017.02.22公開 2018.11.26更新

私たちは普段の生活の中で、当たり前のように「ストレス」という言葉を使っています。

 

日々の業務などでストレスがかかり、疲れが取れにくかったり、場合によっては、心身に不調をきたすことも少なくありません。

 

そこで今回は、ストレスと病気の関係性と、ストレスへの対処法として、3つのストレスコーピングをご紹介します。

 

 

そもそもストレスとは?

ストレスという言葉は元々、心理学用語でも医療用語でもなく、工業の世界で使われていました。

 

工業界では、ある物体に力をかけて歪めるときに「ストレスをかける」という使い方をしていました。

 

その言葉をハンス・セリエという学者が、医学的にも使いだしたのが始まりと言われています。

 

セリエは、人の心に何らかの力をかけるもの(=ストレッサー)にさらされたときに感じるものとして、ストレスを医学的に定義しました。

 

例えば、雨が降っていて、「服が濡れるかも。なんか嫌だな」と思ったとしたら、雨というストレッサーにさらされて「嫌だなー」というストレスを感じていることになります。

 

セリエによると、長い間ストレッサーにさらされ続けると、色々な症状が出てくると考えました。

 

ラザルスという学者もストレスに関して研究を行っています。

 

ラザルスによれば、ある特定のストレッサーは、誰にでもストレッサーになるわけではないということを言いました。

 

先ほどの例だと、「雨」が好きな人には「雨」はストレッサーにならないのです。

 

また、解決可能なものであれば、ストレッサーにならないと考えました。

 

「服が濡れる」ということがストレスであるのならば、傘をさして長靴をはけばストレスは感じないのです。

 

このように、ストレッサーにどのように対応して解決するかという行動を「ストレスコーピング」と言います。

 

ストレスコーピングに関しては後ほど詳しく説明します。

 

林田 一

臨床心理士

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