うつで休職期の過ごし方!一人暮らし・回復期の場合は?精神保健福祉士が解説
うつによって、休職せざるを得なくなったとき「何をしたらいいんだろう…」と途方に暮れてしまうことがあります。
うつで休職中であれば休むことが必要ですが、具体的にどんなふうに過ごせばいいのか、一人暮らしや回復期の場合を含めて、ご紹介していきたいと思います。
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うつで休職時の「不安」とは?
うつのときは症状によって漠然と不安になります。
なんとなく嫌な予感がするというものから、「明日死ぬんじゃないか」という心配まで、思い浮かぶことは様々です。
不安について少し具体的に書いていこうと思います。
自動思考・ネガティブのループ
出来事に対して、自動的に湧いてくるイメージや考えを自動思考といいます。
うつのときは、ネガティブなイメージがぐるぐると渦巻くことが多いです。
渦中にいると回復した自分がなかなか想像できなくなってしまいます。
「このまま復職できないのではないか」
「復職できず辞めることになったら、二度と再就職はできないだろう」
「収入がなければ今後生きていくことはできない」
「死ぬしかない」
このような思考のループに入ります。
これは考え続けている間はなかなか変わりません。まずは休養が必要です。
昼夜逆転
うつのときは、睡眠障害があります。
眠れなかったり、逆に眠りすぎてしまったりということがよくみられます。
休職し始めたときは、眠ることを体が欲しているので、好きなだけ眠ってゆっくり休んで構いません。
しかし、眠れずに朝を迎え、そこから眠る生活が続くと、夜中に起きて昼間眠る生活になってしまいます。
治療を続けるうえで、日が出ているうちに起きて生活することはとても大切です。復職の際にも、逆転した生活を戻すのにとても力を使います。
- 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
- 本記事は2018年8月7日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。