うつで休職期の過ごし方!一人暮らし・回復期の場合は?精神保健福祉士が解説

2018.08.07公開 2018.12.09更新

うつで休職時、NGな過ごし方は?

休職中はゆっくりすることが基本ですが、「謹慎」ではありません。

 

楽しいことに気が向いたらのんびり取り組んでみましょう。

 

とはいえ、良くない習慣があると回復の妨げになることもあるので気を付けたいところです。

 

回復するために、避けたほうがいいことを挙げていきます。

 

 

家にこもる

うつのときは気力が落ちて、外に出ることが億劫になります。

 

しかし、家にこもりきりになると昼夜逆転を招きやすくなったりネガティブな気持ちが強くなったりと、あまりいいことがありません。

 

1日1回、10分でもいいので外に出るようにしましょう。

 

 

食事をとらない

食事は栄養を取るだけでなく、1日のリズムを作るために必要です。

 

休職中はきっかけがないと時間を意識しにくくなります。

 

朝・昼・夜に食事の時間を作ることで、1日に3回は生活を立て直すチャンスができます。

 

ご飯を買いに行くことで外に出るきっかけもうまれるかもしれません。

 

 

仕事のことを考える

「休職して迷惑をかけているから、復職後の準備をしておこう。」とあれこれやってしまう方もいます。

 

休職はズル休みではありません。

 

仕事から離れて休むことが必要なのです。

 

復職後のことや次に働き始めたときのことを考えるのは、主治医の許可が出てからにしましょう。

 

あれこれやらなければと思っても、焦りが強くなるばかりです。

 

 

スマホやパソコンを見すぎる

時間があると、ついついスマホを触ってしまいSNSをチェックしてしまうこともあると思います。

 

SNSを見すぎると、目が冴えて眠れないばかりか、周りと自分を比べて不安が募ったり焦りが強くなったりします。

 

インターネット掲示板も同様です。真偽がわからない大量の情報が、自分の気持ちにかかわらず入ってきてしまうので振り回されないようにするのはとても大変です。

 

明るい画面を見ると眠れなくなってしまうこともあるので、意識的にスマホやパソコンから離れて過ごしましょう。

 

 

うつで休職、一人暮らしの場合は?

一人暮らしの方は、金銭面や家事などを自分で管理することが大きな負担になります。

 

家族と過ごすことで安心して治療に専念できる場合もあるので、ぜひご家族には相談してみてください。

 

実家に帰って一休みするという選択肢はあってもいいと思います。

 

一人暮らしが続く場合には、自分の負担を軽くすることと心の拠りどころを探しておくことをおすすめします。

 

障害福祉サービスの申請が通れば、ホームヘルパーを利用してもいいと思います。

 

部屋の片づけや食事の支度を手伝ってくれるので、暮らしが少し楽になりますよ。

 

自費で家事代行サービスを頼んでもいいと思います。

 

また、食事は配食サービスを使ってもいいと思います。

 

 

うつで休職、回復期の過ごし方は?

休職してしばらく経ち、症状が回復してくると、初めのころにはなかったような症状が現れます。

 

焦りやイライラなど、気力が回復してきたからこそ起こる症状たちです。

 

「良くなったんだから、復職しなければならない」

 

「いつまでもだらだらしているなんて、自分は何をしているんだろう」

 

といった気持ちに駆られるのです。

 

実は、回復期がうつのときに最も気を付けなければいけない時期です。

 

焦る気持ちが強くなりますが、一気に万全になるわけではありません。

 

家事など、できることに取り組み始め、だんだんとできることを増やしていけるようにしましょう。

 

復職はゴールではありません。

 

働きながら、生活を続けていけるように焦らずできることから始めましょう。

 

 

さいごに

休職中は「こうしなければならない」という過ごし方はありません。

 

気を付けたいことを書いてきましたが、何をしても間違いではないのです。

 

「自分はサボっているのではないか」

 

「休職中なのだからまじめに休まないとダメだ」

 

と感じることもあるかと思います。

 

しかし、仕事も、休職期間も人生の一部にすぎません

 

何にも縛られることなく、自由に過ごすことができれば、それが一番いいのではないでしょうか。

 

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菊池恵未

精神保健福祉士

精神保健福祉士として、都内NPOにて精神障害者の支援を行う。就労支援担当として面接同行や就職後の業務メニュー作成などをしてきた。障害年金や生活保護受給の相談にものっている。JCTA日本臨床化粧療法士協会認定のもと臨床化粧アドバイザーとしてメイクアッププログラムを実施。

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