障害への差別的な対応はある…だからこそ大切にしたい仕事の探し方とは?
仕事を探す上で気をつけたいポイント
あなたはどんな仕事がしたいですか?
社会には多種多様な仕事があり、実際に仕事を選ぶとなると、とても迷いますよね。
仕事を選ぶ上で気をつけたいのは、
「やってみたい仕事」と「実際にできる仕事」は違う
ということです。
例えば、営業職に憧れがあったとしても、人と話すことが苦手であったり、その場その場での柔軟な対応を求められることが苦手では、仕事を成立させることはできません。
やりたかったけれど、実際にやってみると自分にはできなかったということが起きてしまうのです。
大切なのは、「自分の強み」を知ることです。
あなたの強みを生かすことができる仕事が必ずあります。
まずは自分の強みを見つけてみましょう。
仕事探しで活用できるもの
もしあなたが学生であれば、まず通っている学校の先生に就職の相談をしてみましょう。
先生の中でも、発達障害について理解のある先生だと、なおのこと力になってくれることでしょう。
学校にはいろいろな情報が集まりますし、現在は発達障害を抱える学生さんに対しての就職サポート体制が整っている学校が多くあります。
あなたが学生でない場合は、まずスマホやパソコンなどを利用して、住んでいる地域にどんな仕事の求人が出ているか調べてみましょう。
あなたの強みを生かせる仕事が見つかるかもしれません。
ハローワークでは、職員の方が面接や書類の書き方なども教えてくれます。
履歴書の書き方、応募用紙の書き方なども細かく教えてもらえますし、ハローワークを通しているということで、社会的にも信頼度の高い会社、職場が多いと思います。
まずは、その会社の短期のバイトを始めてみて、社風を感じてみたり、ご自分の体力との兼ね合いなどを試してみるというのも手の一つです。
仕事探しで気をつけたいこと
「家から近いから」
「給料がいいから」
こういった条件だけで仕事場を決めることは危険です。
確かに仕事場が近いことや、高い給料がもらえることは、働く上でのやる気に繋がるかもしれません。
しかし、仕事とは、働いていく限り続いていくものです。
その職場での一か月後、半年後、一年後がイメージできるでしょうか?
人間は、成功体験を積み上げることで自信をつけていきます。
・社風
・仕事内容
・職場環境…
あなたに合っているでしょうか。
また、あなたはそれらにどこまで合わせることができるでしょうか?
これらのことを踏まえると、職場を実際に自分の目で見て感じてみるということが大切ですね。
短期のバイトや就労支援が整っている仕事場を探してみましょう。
気持ちがはやることは誰にだってあります。
やる気スイッチが入っている時には、なんでもできてしまいそうな気になるのですが、「ちょっと待って客観的に考える」という癖をつけたいものです。
【関連記事】
>>うつ病での仕事復帰にアルバイトもあり?3つの理由とメリットを精神保健福祉士が解説
仕事探しをする中で重視したいこと
発達障害があるにせよ無いにせよ、人は自分の苦手なことはなかなか克服できません。
自分の弱みを見つめて向かっていくには、時間と体力とそして覚悟が必要です。
仕事探しをしているうちに、「自分はできることがない」「自分は働けないんじゃないか」と落ち込んでしまうこともあるでしょう。
大切なのは、自分の強みを生かせる仕事を見つけること。
「静かに話が聞ける人」
「細かい作業が得意な人」
「物おじせず誰とでも話せる人」
「いつも柔らかい笑顔を作れる人」
「同じ作業を正確に進めることができる人」
例えどんな些細な事であっても、あなたの強みは仕事に繋がります。
自分の強みを生かせ、そしてそれに対してサポートがある、そんな仕事場を見つけたいものです。
さいごに
仕事探しに何度失敗してもよいと思います。
一度失敗しても、二度失敗しても、三度失敗してもいいのです。
「仕事がしたい」
あなたがそう思っていることが、何より素晴らしいことなのです。
あなたの強みは何ですか?
【関連記事】
>>【大人の発達障害】仕事上での特徴とは?9の事例から精神保健福祉士が解説
- 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
- 本記事は2018年11月22日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。