【発達障害まとめ】仕事上の特徴・ミスへの対処・合理的配慮・周囲の接し方など

2018.11.28公開 2020.04.22更新

そもそも発達障害とは?

発達障害とは、脳の機能障害が関係する先天性の障害の総称で、乳幼児期に生じる発達の遅れといわれていますが、最近では大人になって発達障害と診断される場合も増えています。

 

発達障害に含まれる障害としては以下のようなものが挙げられます。

 

広汎性発達障害

コミュニケーション能力や社会適応能力などに関する障害のことで、いわゆる自閉症やアスベルガー症候群といわれる方が、この障害に分類されます。

 

最近の診断名であれば、自閉症スペクトラムに該当します。

 

 

注意欠陥多動性障害(ADHD)

いわゆる「じっとしていられない」障害で、集中力の欠如や、思い立ったら衝動的に行動してしまうタイプの障害です。

 

 

学習障害

知的発達の遅れがないにも関わらず、話す・聞く・読む・書く・計算する・推論するという特定の能力ができずに、学習する上で困難を示す障害です。

 

 

トゥレット症候群

チック症状(複数の運動チックと1つ以上の音声チックを有する)が1年以上継続しているタイプの障害です。

 

突然、大声を出して肩をぴくっと動かすなどの症状が、本人の意思に反して出現してしまう障害です。

 

 

吃音

吃音も、発達障害の一つに含まれます。

 

多くは、幼児期に出現し、年齢を重ねると、自然に落ち着いていく症状ですが、人によっては成人になってから逆に目立つようになる場合もあります。

 

【関連記事】

>>発達障害を公表している有名人は?成功した3つの秘訣とは?看護師&心理相談員が解説

>>【大人の発達障害】仕事上での特徴とは?9の事例から精神保健福祉士が解説

 

 

 

【発達障害】仕事上の特徴は?

発達障害自体は先天的な脳の特性で、普通の人が難なくできることが極端に苦手…と困ることもあります。

 

その代わりに圧倒的な特技を持つ人もおり、優れた点もあります。

 

 

広汎性発達障害(自閉症・アスペルガー症候群等)の仕事上の特徴

興味関心を持ったものに対して、調べること、覚えることが大好きで、過集中なほどのめりこみます。

 

職場では、その分野で誰にも負けない専門知識を身につけてしまう方がいます。

 

ただし、コミュニケーションが苦手という側面もあるので、仕事を頼むときは、わかりやすく、具体的に伝えていくことも大切です。

 

 

LD(学習障害)の仕事上の特徴

「読み書き」「計算」等、特定領域の学習が極端に苦手という特徴があります。

 

ただ、読み書きが苦手な分、耳で聞いて記憶することや、イメージ力に秀でている人も多いようです。

 

【関連記事】

>>【大人の発達障害】仕事上での特徴とは?9の事例から精神保健福祉士が解説

 

シェア
ツイート
ブックマーク

近藤雄太郎

Reme運営

インタビューのご希望の方はこちら

  • 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
  • 本記事は2018年11月28日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。