性格が変わり暗くなるのは病気?直る?前の自分に戻るには?臨床心理士が解説

2018.12.20公開 2019.05.16更新

「最近性格が暗くなった…。以前はこんなじゃなかったのに…」

 

そのように感じる人があなたのそばにいらっしゃいますか?

 

あるいは、あなた自身についてそのように感じたり、指摘をされたりしましたか?

 

性格が暗くなったとなると、「どうしたんだろう」とちょっと気になってしまいますよね。

 

そこで今回は、性格が暗くなったときに考えられることをご紹介したいと思います。

 

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性格が変わった暗くなるのは病気?

以前は明るかったのに暗くなってしまったとしたら、どうしたのだろうかと気になってしまいますよね。

「もしかして、なにか病気なのかも…。」

そんな考えさえよぎってしまうかもしれません。

 

ここで、性格が暗くなった考えられる原因について、病気ではないケースと病気かもしれないケースの2つに分けてお伝えします。

 

病気を疑う場合

精神的な病気の他にも、生命を脅かすような病気や今後の生活に関わるような病気・事故などによって、とても暗い気持ちになることがあります。

 

誰とも話したくない気持ちになったり、関わりたくない気持ちになったりすることもあるでしょう。

 

あるいは、人と関わる意欲が減じてしまうこともあります。

 

特定の病気によって暗い性格になってしまったように見えることもありますし、その他の病気によって二次的にうつ症状を呈することもあります。

 

なにかしら病気である場合には、すでに医療機関にかかっており、治療を進めていることも考えられます。

 

病気かもしれないのは、これまででは考えられないような性格の暗さが、少なくとも2週間以上、続いていたり、

・眠れない

・いらいらする

・集中できない

・考えがまとまらない

・気分に波がある

その他の不調などの症状がある場合には、一度病院を受診されることをお勧めします。

 

病気ではない。でも…

特になにか病気ではないし、最近は病院にかかってもいない。

 

あるいは、病院にはかかったことあるけど、性格が暗くなったのとは関係はなさそうな気がする。

 

そのような方がいらっしゃるかもしれません。

 

そのようなときには、性格が暗くなったように感じるのはだいたいいつぐらいからか、振り返ってみてください。

 

そのころに、もしかしたらなにか性格が暗くなってしまうほどの出来事があったのかもしれません。

大きなストレス、喧嘩、大切な人の不幸…

明るくいられない理由が見つかるかもしれません。

 

あるいは、いつからともわからないときには、心当たりのあるきっかけについて振り返ってみてください。

「いつの間にか性格が暗くなった。」

「いつ頃までは明るかった記憶があるけど…。」

「そういえば、環境・人間関係・職場のポジションが変わったな。」

「あのときに言われた言葉をひきずってからだな。」

このようなことを、ふと思い出されるかもしれません。

 

性格が暗くなった原因について、ひとつのことが直接的に影響をしていることもあれば、いろんな原因が積み重なっている場合もあります。

 

その場合にはこれが原因だと明言するのは難しい場合があります。

 

他にも、なにかをきっかけに抑うつ状態になってしまい、暗く見える、ということもあるでしょう。

 

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花井菜美

臨床心理士

心理系大学院修了後、渡米。現地NPOサポート団体に所属し活動をする。帰国後精神科や発達障害児支援施設にて勤務。学生、主婦、子ども、夫婦関係など様々な問題を抱える方の支援を行う。1児の母。

  • 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
  • 本記事は2018年12月20日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。