友達がいない主婦の特徴…寂しさや孤独感の対処法を精神保健福祉士が解説
【友達がいない主婦】5つの特徴とは?
「主婦は暇なんだから主婦どうして友達になれば」という人もいます。
しかし、「ママ友」という独特の人間関係がとても苦痛な場合があります。
①ママ友とのおしゃべりが苦手
子どもが幼いうちは、公園や園バスの送迎で子育て中のママたちと顔を合わせます。
だんだんグループもでき、中には◯◯ちゃんと名前で呼び合うグループもあったりします。
気の合うママ友が見つかれば、育児の悩みを話しておしゃべりでストレス発散できます。
しかし、子育てに対する価値観が全く合わない人ばかりだと、逆に大変なストレスになります。
②あまり外出しない
子どもが小さいうちは送迎のために外に出ざるを得ませんが、子どもが成長するにつれて外に出る必要性もなくなっていきます。
ネットスーパーや宅配クリーニングで用事が済ませられる時代。
もともと友達づくりが苦手で出不精の人は、あまり外出をしなくなります。
そうして、だんだん家族以外の人と会う回数が減っていきます。
③家族優先
外出すると夫の機嫌が悪くなったり子どもが気になるので、飲み会の誘いを何度も断っていると、そのうち誘われなくなっていきます。
また、参加しても家族の話ばかりだと、独身の友達に敬遠されたりします。
このような時期が長いと、だんだん友達がいなくなっていきます。
④話題も時間も合う人がいない
同じママ同士でも、子どもの成長につれ働き始める人もいるので、ランチも都合が合わなくなっていきます。
また、子どもの成績や進学先に差があると、関係がぎくしゃくしてきます。
学生時代からの友達でも、キャリアウーマン、主婦、子どもの有無など生き方やライフスタイルが異なると、だんだん話が噛み合わなくなってきます。
こうして、元は友達だった人達とも互いにライフステージが変わることで疎遠になってしまうことがあります。
⑤結局誰にもわかってもらえない…と感じる
深い悩みがある場合、自分の内面の悩みや孤独は誰にもわかってもらえない、と感じる人がいます。
「本当の友達なら、どんな悩みでも打ち明けられるはず!」という思い込みがあるため、自分には本当の友達がいないと感じてしまいます。
友達という存在への期待値が高いと、このような思考に陥りがちです。
【寂しさや孤独感】3つの対処法とは?
それでは、孤独や寂しさにはどのように対処すればよいでしょうか?
①おしゃれをする
人と会わずに過ごすと、だんだん身なりに構わなくなる人がいます。
髪の毛ボサボサ、化粧もずっとしないと、だんだん化粧が似合わなくなり、体型も崩れてきます。
そうすると、ますます外出が億劫になり、社会から取り残される孤独感が増していきます。
女性はおしゃれをすることで気分が上がるので、ネイルをしたり美容室に出かけるのもよいでしょう。
②外に出る
何日も自宅にこもっているのは、心身の健康によくありません。
気分が鬱々としてマイナス思考になるし、体力も落ちます。
買い物、散歩、ひとりカフェ…何でも良いので一日一度は外に出る習慣をつけましょう。
主婦が手軽につながれるコミュニティとして、
・図書館整理
・地域清掃
・子ども食堂
など、沢山のボランティア活動があります。
ボランティアが嫌な場合は、スポーツジムや習い事に通うのもよいでしょう。
お金がかかるのが嫌で継続的に外で働くことが無理な場合は、単発のアルバイトに応募してみるのもよいかも知れません。
在宅ワークも自宅にいながら社会とつながりを持てますが、没頭して何日も家から出ないのは健康によくないです。
一日一度は少しでも外出するようにしましょう。
③ペットや植物を育てる
定番ですが、ペットや植物を育てるなど何かの世話をするというのは、孤独を癒やす効果があります。
犬を飼えば、散歩につれていかなければなりませんので、必然的に毎日外に出るようになります。
さいごに
今回は、友達がいない主婦の特徴や孤独の対処方法について考えてみました。
日本の労働環境では、主婦の再就職が難しく社会から孤立しやすい上に、もともと友達づくりが苦手な人が主婦になると孤独に陥りやすいのです。
さらに、「友達だから何でも話し合える」「友達が大勢いる人が幸せ」といった「友達幻想」ともいえるメディアの影響で
「心の悩みを話せないから友達じゃない」
「友達がいない私は不幸」
という思考に陥ってしまうこともあるので注意が必要です。
孤独に悩んでいる方は、まずはちょっとおしゃれをして、気軽に外に出てみましょう。
きっと気分が晴れると思います。
友達づくりが苦手な人でも、単発のアルバイトなどは参加しやすいと思います。
ぜひ挑戦してみてください。ご参考になれば幸いです。
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- 本記事は2019年1月7日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。