自己効力感を高める4つの要素と3つの方法とは?臨床心理士が解説

2019.01.28公開 2019.05.16更新

このところ、ビジネスシーンなどで「自己効力感」という言葉がよく聞かれます。

 

その一方で、「自己効力感?自己肯定感とは違うの?」といったように、その意味や内容がいまひとつピンとこない人も多いようです。

 

そんな方に向けて、今回は自己効力感について掘り下げてみることとします。

 

【関連記事】

>>自己肯定感を高めるには?手軽な方法10選を臨床心理士が解説

 

自己効力感とは?

自己効力感とは、ある行動に対して、

「自分はそれを上手く行うことができる」という期待や認知のこと

を指します。

 

「自己効力感が高い」とは、その行為を「私は上手くできる(できそうだ)」というイメージを強く持つことができる、ということです。

 

「自己効力感」という概念を打ち立てたのは、アルバート・バンデューラというカナダの心理学者です。

 

彼は更に、自己効力感を高めるために、

「遂行行動の達成」

「代理的経験」

「言語的説得」

「情動的喚起」

という「4つの情報源」があるとしました。

 

以下で少し詳しく見てみましょう。

 

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鈴木さやか

臨床心理士・公認心理師

心理系大学院修士課程を修了後、臨床心理士資格を取得。福祉分野のケースワーカーとして従事したのち、公的機関でテスター兼カウンセラーとして勤務。子どもの問題(不登校、非行、発達障害等)や労働、夫婦問題をはじめ、勤労者、主婦、学生など幅広い立場への支援を行っている。

  • 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
  • 本記事は2019年1月28日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。