申請はリハビリがてら自分で。障害年金が家族4人を救ってくれた

障害年金申請の流れ

障害年金の提案を受けた時は、病状も比較的安定していましたので、申請はリハビリを兼ねて自分でやってみようと思いました。

 

障害年金の申請は、お住まいの最寄りの日本年金機構の年金相談センターとなります。

 

私の場合、初めての相談から年金請求書正式受付まで約1ヶ月を要しました。

 

 

申請を行う上での注意点

私の場合、前述のとおり申請時、うつ病(正式には双極性感情障害ですが)が比較的安定していたので、自分で申請を行いました。

 

申請には社会保険労務士さんが代理で申請する方が多いようです。

 

但し、社労士さんにもよるでしょうが、着手金が必要だったり、障害年金が受給出来た場合には当然成功報酬(私が聞いた話によれば、障害年金の2~3カ月分)が必要なようです。

 

私の体験からは、やはり本人が申請に行って、現在の自分の状態や障害年金を受給しなければ、厳しい状況を患者自ら窓口の担当者に説明し、納得してもらう方が受給に向けては良いと感じました。

 

(勿論、お住まいの最寄りの日本年金機構の年金相談センターに最低でも3~4回通える気力・体力がないといけませんが)

 

やはり代理と本人では窓口の担当者が受ける印象が変わると思うからです。

 

あと、申請書類としては、初診日を確認するために“受診状況等証明書”が一番初めに診療を受けた医療機関において記入・証明してもらわなければなりません。

 

2つ以上の医療機関に通院している方は注意が必要です。

 

また、申請に必要な書類として、住民票や直近に通院している心療内科等の主治医の先生による障害年金申請用の書式による診断書などの発行手数料は、万が一、障害年金が不支給となった場合でも戻ってきません。

 

特に、直近に通院している心療内科等の主治医の先生の障害年金申請用の書式による診断書の発行手数料は、私が平成29年に申請した時でも、税抜き9,000円と高額だったため、申請には注意して下さい。

 

それと、申請に必要な書類の中に“病歴・就労状況等申立書”というものがあります。

 

基本、申立書ですから自分で記入するものです。

 

日本年金機構も審査の時には、この書類を重視する傾向のようです。丁寧に分かりやすく状況を記入して提出して下さい。

 

 

障害年金を受給して良かった点

日本年金機構の年金相談センターの窓口が正式に受理(この時に年金請求書の受付控に受付年月日と担当印を押印してもらえます。)してから審査結果のお知らせが申請者宛に来るまで約3カ月半が目安とされています。

 

私の場合は、3ヶ月くらいで支給決定とのことで“年金証書・年金決定通知書”が届きました。

 

実際に指定した口座に入金されたのは、約50日位後でしたが、その時には勤めていた会社も休職期間満了で退社した後でしたので、経済的に大変助かりました。

 

年金は隔月2ヶ月分まとめて支給のため、比較的まとまった金額が入金されるのも有難いものです。

 

冒頭に少し書きましたように、支給してもらえた障害年金と妻の給料と合わせた金額で、家族4人が何とか生活出来る状態で暮らさせて頂いただけているのは本当にありがたい状態です。

 

もし障害年金の支給がなければ、私の体調が悪くても働かないといけない状態になっていただろうと思います。

 

障害年金の支給は家族を救ってくれたと言っても大袈裟ではありません。

 

但し昨今、年金全体の財源が厳しい状況のため、障害年金もより審査が厳しくなることは容易に推測されます。

 

障害年金の支給のためには、これまで以上に主治医の先生にも協力して頂いて、自らも“病歴・就労状況等申立書”をキッチリ記入することが求められます。

 

日本年金機構の年金相談センターの窓口の方も納得して受領してもらえる書類一式を揃えないと、支給決定に結びつかないと認識して障害年金の申請頂くようにして下さい。

 

私のように働くことが厳しい方が障害年金を受給出来ることを本当に望みます。

 

【関連記事】

>>障害年金とは?等級・金額・所得制限について精神保健福祉士が解説

>>障害年金の受給資格・申請方法のポイントって?精神保健福祉士が解説

 

精神保健福祉士より
申請手続きお疲れさまでした。おっしゃるように、障害年金の申請手続きには3~4カ月かかります。社労士さんに代理申請を頼む方もいれば、ご自身で申請される方もいらっしゃいます。窓口に足を運ぶ体力があれば、ご自身で申請することは可能だと思います。申請には時間がかかりますが、申請が通れば初診日までさかのぼって年金が支給されるので書類に不備がないよう気を付けられるといいですね。
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  • 本記事は2019年2月20日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。