内向的で恋愛できない…実践したい2つの傾聴力とは?臨床心理士が解説

2019.03.29公開 2019.05.16更新

人と話すことが苦手…、一人で家に居るのが好き…、人混みが苦手…

 

相手にどう思われているのがわからなくて怖い…

 

内向的な方はその性格ゆえに、「恋愛のチャンスが少ない」と悩む方が多いようです。

 

でも本当は、内向的なタイプのほうが対人関係を円滑するスキルをたくさん持っていることを心理学が示唆しています。

 

それではその心理学的ポテンシャルについて、詳しく説明していきます 。

 

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内向的で恋愛がうまくいかない3つの理由

“内向的”という自己知覚の誤り

内向的である場合、多くの方は人とのコミュニケーションを避けがちになります。

 

恋愛はコミュニケーションの連続で成り立っているので、これではなかなかうまく行きません。

 

コミュニケーションの失敗は、出会いの機会損失や、相手があなたに好意を示していてもうまく関係性を発展させられない原因となります。

 

ここでまず、みなさんに1番重要なことをお伝えしようと思います。

 

もしあなたが「自分は内向的でコミュニケーションが苦手」と思っているのなら、それは自己知覚の誤りである可能性が高いということです。

 

自己知覚とは、「自分はこういう人間である」と自分を認識する機能のことを指します。

 

そして人間は自己知覚するとき、自身の行動や態度に基づいた評価を行います。

 

例えば、彼氏と別れてしまい、毎日泣き続けていたとします。ご飯も喉を通らないし、お風呂に入る気力もない。

 

そうすると、

「ああ、自分はこんなに彼を愛していたんだ」

と自己を知覚するわけです。

 

つまり、“私はこうである”という意識は、過去の経験やご自身の態度によって自分が解釈した結果なのです。

 

なぜ内向的という自己知覚が起きる?

さて、では内向的であるという自己知覚はどうして起きるのでしょうか?

 

内向的ということは、

“人と話すのが苦手だから避ける(行動)”

“初対面だと緊張する(態度)”

というような経験があるのではないでしょうか?

 

その結果、人との交流を避けがちになり、「私は内向的だからコミュニケーションが苦手」という自己知覚に至っていると考えられます。

 

でも、本当にあなたは内向的なのでしょうか?

 

先程の失恋で泣いている方の例で考えてみます。

 

確かに涙に暮れ、食事もできずにいました。そして、

「あの彼じゃないとだめなんだ!あの人がいないともう私は生きていけない…」

とまで考えていたかもしれません。

 

でも、また次の恋に落ちたらどうなりますか?

 

すっかりそんな過去を忘れ、新しい恋愛を大いに楽しむようになるのです。

 

つまり、“私はこうである”という自己知覚は“新しい行動”によって変えることができるのです。

 

自己知覚心理学者のベムは、

「行動すれば本当の自分が見える」

ということを述べています。

 

私は何者であるのか?そのアイデンティティを決めるのは“行動と態度”なのです。

 

コミュニケーションが苦手という“思い込み”

内向的な方に代表される悩みは“コミュニケーションへの苦手意識”ですよね。

 

人と話すことが苦手だと、好きな人と出会ったとしても、何をどうやって話したら良いかわからず、上手く関係性を構築していくことが難しくなります。

 

そもそも、“上手なコミュニケーション”とはどんなコミュニケーションでしょうか?

 

実は、心理学的に最も重要なコミュニケーションのポイントは“相手の話をいかに引き出すか”。

 

つまり、傾聴力なのです。上手なコミュニケーションは、いかに上手く喋るかではないのです。

 

つまり、話したいことがたくさんあるタイプの人より、

「何を話したら良いんだろう、できれば自分は話したくないな…」

という内向的な方のほうがコミュ力勝負では軍配が上がることもあるのです。

 

自己肯定感の低さ

コミュニケーションスキルが高いと自己肯定感が高くなる、ということがわかっています。

 

つまり、人と話すことが得意だと、「自分はこれでいいんだ」というありのままの自分を受け入れる力が高くなるのです。

 

したがって、コミュニケーションが苦手な場合、自己肯定感が低いため自分に自信を持つことが難しくなります。

 

当然自信がなければ、さらにコミュニケーションが苦手になるという悪循環を招きます。

 

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広瀬絵美

臨床心理士

心理学の大学を卒業後、広告会社にて勤務。退職後、心理系大学院修士課程を修了し臨床心理士資格を取得。精神科病院にて従業員のメンタルヘルスケア業務に従事する。また、国立研究所にて職場組織や妊婦さんのメンタルヘルスに関する研究にも携わっている。理想的な「ワークライフバランス」を目指し、研究と実践の両面から支援を行っている。一児の母。

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