ジョハリの窓を恋愛に活かす!褒め方の3つのコツと例を臨床心理士が解説

2019.04.03公開 2019.05.16更新

ジョハリの窓を恋愛に活かす3つのコツ

1.“自分が知っていて他者が知らない私”は避ける

4つの窓を叩いてあげると信頼が深まる、ということをお話しましたが、実はこれは危険を伴います。

 

なぜなら、

“自分が知っていて他者が知らない私”は隠しておきたい私

とも言いかえることができるからです。

 

例えば、美人だけど、家では1日パジャマでだらしない女性にとって、この事実を相手に知られることは嬉しいことでしょうか?

 

カウンセリングのような心を裸にする場面では必要かもしれませんが、恋愛では違いますよね。

 

つまり、“相手が知られたくないこと”に言及するのは危険です。

 

この窓を避けるポイントは以下2点です。

・一般的にネガティブであると考えられることは言わない

・相手のいい部分を裏返さない

NG例:いつも仕事頑張っていて残業続きだけど、ちょっと意気込み過ぎなんじゃない?

NG例:すごくおしゃれだけど、ものすごく高いんじゃない?

2.“自分が知らなくて他者も知らない私”は避ける

これは最も危険な窓で、絶対に避けるべきポイントです。

 

特に関係性が深くなってきた時に注意して避けていただきたいのが “自分が知らなくて他者も知らない私”

 

お互いのことをもっと知りたい、と思うがゆえについついカウンセラーのような質問をしてしまうことってしばしばありますよね。

「本当の気持ち考えたことある?」

「君はどうしたい?」

「本当にそれでいいの?」

つまり、自分も相手も答えがない状況の中、自己洞察しようとしているわけです。

 

ここで大きな発見を得られれば良いですが、だいたいはそううまく行きません。

 

なぜなら自己洞察は苦しみを伴うからです。

 

フロイトで有名な精神分析はこの自己洞察をカウンセリングの要としています。

 

しかし、人は自分が見たくないものを隠していることが多いので、見ようとすればするほど苦しくなります。

 

その結果、カウンセリングをキャンセルしたり遅刻するといった“行動化”につながるのですが…。

 

触らぬ神に祟りなし。カウンセラーのような自己洞察につながる質問は危険が伴うので、ご注意ください。

 

3.“自分が知らなくて他者が知っている私”で褒める

ジョハリの窓を大いに恋愛に生かしていただく方法があります。

 

それは、“自分が知らなくて他者が知っていること”を伝えてあげることです。

 

人間は自分が知っていることを褒められてもそこまで嬉しくありません。

 

例えば、私はどちらかというと真面目に仕事をしつつ、面白いことや柔軟性を重視するタイプなのですが、

 

「真面目だけど堅くなりすぎないところがいいよね」

 

と言われても、ちょっと嬉しいくらいです。

 

でも、「あなたのコラムは心理学と恋愛をつなぐ方法論として、今まで世の中になかったものを創出しています!」と言われたら、それは嬉しくなります。

「そんな風に見てくれる人がいるんだ!私のコラムはそんなにすごいのか!」

と感動してしまいます。これを心理学では“自己拡大”と呼んでいます。

 

自分が知らない自分を知ることで、新たな自己を拡大していけるのですね。

 

仕事上手な上司などは、この褒めの技術を上手に駆使しています。

 

今日からみなさんには好きな異性に対して、“自分が知らなくて他者が知っていること”をたくさん教えてあげてください。

 

褒めているだけで、あなたを尊敬するようになるかもしれません。

 

 

ジョハリの窓で相手を褒める例5選

では早速具体例を挙げていきます。

・服装がおしゃれな人なら

→「髪の毛の艶が人一倍すごい」

・優しくて穏やかな人なら

→「話し方が冷静で論理的でわかりやすい」

・おしゃべり上手な人なら

→「物事の捉え方がユニークで勉強になる」

・控えめな人なら

→「周囲に流されず自分の世界観を大切にしているところを見習いたい」

・朝型の人なら

→「生活リズムをあわせてくれる家族や友達がいて羨ましい」

などなど。

 

ポイントは、

・相手の長所をそのまま褒めない

・相手の長所によって周囲が受けている恩恵はなにか?

・周囲は相手の長所をどう補強しているか?

など、相手のことを俯瞰して観察してみましょう。

 

褒め上手はモテ上手です。

 

褒め言葉がどんどん出てくるようになったら、愛される人物になっていますよ。

 

 

さいごに

相手の話を聴く傾聴力=モテるは常識となりつつありますが、聴いてはいけない危険な質問もあることをご理解いただけたかと思います。

 

上手に話を聴く、そして褒めのポイントを外さないことが恋愛上手の秘訣です。

 

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広瀬絵美

臨床心理士

心理学の大学を卒業後、広告会社にて勤務。退職後、心理系大学院修士課程を修了し臨床心理士資格を取得。精神科病院にて従業員のメンタルヘルスケア業務に従事する。また、国立研究所にて職場組織や妊婦さんのメンタルヘルスに関する研究にも携わっている。理想的な「ワークライフバランス」を目指し、研究と実践の両面から支援を行っている。一児の母。

  • 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
  • 本記事は2019年4月3日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。

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