身長や顔への容姿コンプレックス…3つの克服方法とは?臨床心理士が解説

2019.04.26公開 2019.06.28更新

2つのコンプレックス

コンプレックスは相対的、主観的なものの2種類に分けることができます。

 

相対的コンプレックス

相対的なコンプレックスは他者との比較で生じます。

 

もしあなたが、「周囲と比べて自分は背が低い(高い)、見た目が悪い」と思っているなら、それは相対的コンプレックスです。

「●●ちゃんはいつも成績が優秀」

「お兄ちゃんと比べてあなたは…」

など、常に誰かと比較される環境で育ってきた場合、相対的コンプレックスを感じやすくなる傾向にあります。

 

低身長・高身長などはぱっと見ただけで比較しやすいので、コンプレックスになりがちです。

 

主観的コンプレックス

一方、本当はコンプレックスと感じる必要がないのに、「私は…」と思いこんでいる場合もあります。

 

例えば、昔お付き合いしていた相手に、

 

「もっときれいな人と付き合いたいんだ」と言われて別れた経験がある場合、

「私は美人じゃない…」

必要以上にコンプレックスに感じる場合があります。

 

これを主観的コンプレックスと呼びます。

 

あなたのコンプレックスはどちらに該当しますか?

 

 

容姿コンプレックス克服の3つのポイント

誰に何をきっかけにしたコンプレックスかを知る

どんな人に対してコンプレックスを感じるのか考えてみましょう。

例:同期の〇〇さん、ママ友、高校の頃からの親友など

そしてその人のどんなことに対して嫉妬心を感じるのか、(自分のコンプレックスを見つめることは辛いと思いますが)客観的に考えてみましょう。

 

次に、“何をきっかけにコンプレックスと感じるようになったのか”に振り返ってみましょう。

 

どんなにきれいなボディの車でも、パンクしたタイヤでは走り出すことはできませんよね。

・自分のコンプレックスの中身

・コンプレックスになった経緯

を丁寧に理解することは、コンプレックス克服のファーストステップとして重要です。

 

コンプレックスを感じる習慣を断ち切る

コンプレックスでお悩みの方は、コンプレックスを自ら認識させるような悪い習慣を持っています。

 

例えば、

・モデルのインスタグラムを見る

・読者モデルのブログを読む

・ダイエットに成功した友達と仲良くしている

・親友が絶世の美人

・体型に対してストイックすぎる家族と同居している

など。

 

もしあなたが身体や見た目にコンプレックスを持っていた場合、こういった環境はあなたを追い詰めることになります。

 

カナヅチなのに、毎日スイミングスクールに通わなければならないことと同じです。

「私はあの子みたいに細くない、かわいくない」

などと、否応がなしに自分のコンプレックスを考えることとなり、とてもストレスフルです。

 

こういった悪習慣は、断ち切ることが大切です。

 

ご自身にもそういった習慣がないか振り返ってみてください。

 

コンプレックスをエネルギーに変える

すべての人は、身体・容姿・性・能力・経済力などに対する劣等感を抱いています。

 

そして、人生の目標は劣等感を補償する(補う)ことにある、というふうに心理学では考えられています。

 

つまり、

人生の目的はコンプレックスを克服することであり、生きる原動力

になるのです。

 

実際、身長に対するコンプレックスをバネに成功を収めた人は、歴史上多く存在します。

 

例えば、かの有名なナポレオン。

 

身長は167cmほどで、当時のフランス人としては平均以上でした。

 

しかし、彼の周りにいる軍人が軒並み高身長であったため、強いコンプレックスを感じていたと言われています。

 

そんな彼も英雄として、歴史上にたくさんの偉業を残しています。

 

コンプレックスが強いほど、それはあなたのエネルギーとなり、人生を創造するエネルギーにつながります。

 

あなたはどんな目標を持っていますか?

身長に対するコンプレックスを勉強へのエネルギーに変え、海外の有名大学への進学を目指す…

容姿へのコンプレックスを仕事へのエネルギーに変え、最年少での社長昇進を目指す…

などなど。コンプレックス克服のために最適な方法は、

劣等感を“人生で目指したいことへのエネルギー”へ置き換える

ことです。そのためにも、

“自分はどんなことをしたいのか?”

と、内なる声に耳を傾けてみましょう。

 

 

さいごに

容姿にコンプレックスがあると、毎日目に入るのでとてもつらいものです。

 

まずは、

・誰に対するコンプレックスで、

・どんなきっかけだったか、

といった背景を探索してみましょう。

 

コンプレックスをエネルギーに変えられた時、コンプレックスに感謝する時がやってくるのではないでしょうか。

 

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広瀬絵美

臨床心理士

心理学の大学を卒業後、広告会社にて勤務。退職後、心理系大学院修士課程を修了し臨床心理士資格を取得。精神科病院にて従業員のメンタルヘルスケア業務に従事する。また、国立研究所にて職場組織や妊婦さんのメンタルヘルスに関する研究にも携わっている。理想的な「ワークライフバランス」を目指し、研究と実践の両面から支援を行っている。一児の母。

  • 本コンテンツは、特定の治療法や投稿者の見解を推奨したり、完全性、正確性、有効性、合目的性等について保証するものではなく、その内容から発生するあらゆる問題についても責任を負うものではありません。
  • 本記事は2019年4月26日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。