感情がないと言われる原因と5つの対処法とは?精神保健福祉士が解説
自分では反応しているつもりでも「なんだかリアクションが薄いね」と言われたことはありますか?
自分では楽しいことも悲しいことも、それなりに感じているのに、感情が周囲に伝わっていないと戸惑ってしまいますよね。
もしかしたら、以前に比べて、感情豊かな状態が続かなくなっているのかもしれません。
自分でも無表情な気がしていたり、心が鈍くなったと感じていたりしたら、健康的な状態ではないかもしれませんよ。
ここでは、「感情がない」と言われる原因や自分の感情に気づく方法などをお伝えしていきます。
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感情や人間味がないと言われる3つの原因
人にはもともと感情的な性格もあれば穏やかな性格もあります。
自分が満足のいく感情表現をできていればいいのですが、急に無感情に陥ってしまったり、心の動きを自覚できなくなってしまったりすると心配です。
①自分自身を守ろうとしている
もともとは感情豊かな方でも、否定されたり環境的に感情を出すことが難しかったり、気持ちを見て見ぬふりをする状態が続いていると感情そのものを感じにくくなります。
これは、自分自身を守ろうとする機能が働いている状態です。
自分の感情に目を向けない、または感情そのものを押さえつけようとしているうちに、特定の感情に気づかなくなってしまうことがあります。
心と体が乖離している状態であり、どちらか一方が傷ついていても気づきにくくなってしまうため、自傷行為などにつながりやすくなります。
②燃え尽き症候群
目指していた目標や理想がなくなってしまうと、心と体が燃え尽きた状態になり、感情を失ってしまうことがあります。
・自信をもって取り組んできたことが報われなかった
・尽くしてきた恋人に振られた
など原因は様々ですが、頑張ってきた自分をむなしく感じてしまうことが多いようです。
③悲しみや焦燥感が続いている
うつ状態になると、脳では楽しさや喜びを感じる物質が出にくくなります。
無感情になるわけではなく、悲しみや焦燥感が続き、何かに取り組む意欲は低下します。
他の人から見て、ぼーっとした感じや無気力な印象がするため、感情がないように見えるかもしれません。
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- 本記事は2019年6月10日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。