中学生の子供がいじめで不登校に…子供が救われる4つの言葉と対応方法とは?
中学生になって、新しい環境の中でいじめ被害にあい、学校に行けなくなってしまうというケースは少なくありません。
我が子がいじめで苦しみ、怯え、傷ついている現状に、親としては言いようのない怒りと悲しみ、理不尽さを覚えることでしょう。
その上、学校にも行けなくなってしまうと、「何とか、学校に戻れるようにしてあげたい」と思う気持ちは当然です。
しかし、ただでさえ複雑な思春期(反抗期)も重なり、傷付いて学校に行けない我が子をどうやってサポートすればいいのか、と悩むことだと思います。
今回は、いじめで不登校になった我が子への対応方法について考えてみたいと思います。
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いじめで不登校に…子供が親に求めることとは?
いじめが原因で不登校になった場合、子供が親に求めることは大きく分けて3つあります。
1.避難場所としての家庭
学校でのいじめ被害で不登校になったという状況から、第一に、家庭という避難場所での安心を求めます。
いじめの被害にあった学校という場所は、子供の中では「怖い場所」「危険な場所」という認識になっています。
そんな危険な場所を避けて、安心できる場所へ避難したいと思うのは、自分の身を守る上で必要なことです。
家にいる間は、一見すると好きなことばかりしているように見えますが、家庭で安心してゆっくり過ごすことが元気を取り戻すための第一歩なのです。
2.「否定されたくない、比べられたくない」
ときに、どんな事情にしろ「学校に行けない」という状況は、親が思っている以上に子供を苦しめることがあります。
「普通の人は普通に学校に行っているのに、どうして自分だけ普通と同じようにできないのだろう」
という思いを強く持つことがあります。
自分でも十分悩んでいるところに、いじめられたことを咎められたり、
「どうしてあなただけできないの?」
「他の人はできているのに」
と言われたりすると、更に劣等感を強め、自己肯定感を下げることになり、苦しむことになりかねません。
口で表現することはできなくても、「これ以上否定されたくない、比べられたくない」という思いを持っていることを理解してください。
3.「こんな自分でも受け入れてほしい、見放されたくない」
傷付き、不安で苦しんでいる自分でも、親の期待に応えられなかった自分でも「受け入れてほしい、見放さないでほしい」と思っています。
いじめで理不尽に傷を負い、不登校という選択をしたことで不安に押しつぶされそうになっています。
罪悪感や自己否定感が強まっている時期だからこそ、こんな自分でも「誰かに受け入れてほしい」と思うのです。
「あなたは悪くなかった」
「学校に行けなくても、君のことが大事だ」
「父さんと母さんは、いつでもお前の味方だ」
「絶対にお前のことを見放さない」
この一言で救われる子供がたくさんいます。
このときに対応を間違うと、
・社会的に好ましくないグループに入ったり、
・依存対象物に手を出したり、
・自分の体を傷つける自傷行為に走ったり、
などを通じて、「受け入れてくれる誰か・何か」を探すようになります。
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- 本記事は2019年7月10日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。