20代なのに疲れが取れない…疲れをためない11つのストレスコーピングをご紹介
「最近、疲れが取れない…」という相談を最近は20代の若い方から聞かれることが増えたように思います。
疲れには様々な種類がありますが、大きく分けると「肉体的な疲れ」「精神的な疲れ」の二つに分けられます。
病気や物理的な原因(通勤時間、就業時間など)からくる疲れは原因がはっきりしており、それを解消することができればそれ以上に疲れがたまることはありません。
しかし、精神的な疲れはそう簡単ではありません。
精神的な疲れのほとんどは「ストレス」が原因で起こります。
人はストレスを感じるとそれに対する反応(ストレス反応)を起こし、肉体的精神的に悪影響を及ぼしてしまいます。
疲労の蓄積もその一つであると考えられています。
日常生活をしていると様々なストレスがあり、それらをすべてシャットアウトできないのも事実です。
近年よく耳にする「コーピング」というストレス反応の対処法もその一つです。
そこで今回はストレスに打ち勝つ方法、精神的な疲れをための「コーピング」とそのコツについて解説していきたいと思います。
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問題焦点型コーピング
問題焦点型コーピングとは、ストレスの根本的な原因を取り除く方法です。
ストレスを感じるものを遠ざけたり、事前に準備することでストレスを避けるなどの方法があります。
①過剰な業務を受けない
仕事においては、自分のスキル・能力にあった業務を適切な量をこなす上では、過度なストレスを感じることはあまりありません。
上司から指示された仕事を断ることは難しい場合もあるかもしれませんが、現在の業務が自分自身に見合った質・量であるかを見極め、主張(相談)していくことで過剰なストレスは避けられます。
②周囲の人に「頼る」
苦手な業務やプレッシャーのかかる業務においては、事前準備をしっかりとしておくことでストレスを遠ざけることができます。
それに加え、準備段階で先輩や同僚など周囲の人に聞く・教えを請うことで物理的にも精神的にも楽になります。
これを社会的支援探索型コーピングとも言います。
③スキルアップ
ストレスの原因となる「苦手」を作らないために、事前にスキルを高めておくこともひとつです。
英語での仕事にストレスを感じているため英会話教室に通う、人づきあいが苦手なのであえてパーティーなど社交的な場に赴くなどがこれにあたります。
情動焦点型コーピング
次に、ストレスそのものを取り除くのではなく、ストレスを受けた際の感情に着目して、それを和らげる手法です。
④人に話す・悩みを打ち明ける
その日にあった出来事を親しい人に話す、悩みを打ち明けることで自分自身の感情を整理し、客観視することができます。
漠然とした不安や悩みには特に効果的で、不安の解消につながることもあります。
⑤発想の転換
ネガティブな発想をポジティブに転換することも効果的です。
これは認知的再評価型コーピングとも呼ばれており、ストレスと向き合い、それを認めたうえで自分自身の受け取り方を変えることでストレス反応を軽減するという手法です。
ストレス解消型コーピング
次に、最も一般的に行われているのが「ストレス解消」という手段です。
ストレスを感じた後にそれを解消するために、無意識的・意識的に様々な行動をとることです。
⑥音楽を聴く
ヒーリングミュージックなど、副交感神経に働きかける効果のある音楽を聴くと自律神経のバランスが整いリラックスできると言われています。
出勤時間や休憩時間に好きな音楽を聴くことでストレス発散となり、リラックス効果を得られる場合もあります。
⑦好きなにおいをかぐ
アロマテラピーなど嗅覚を刺激することもリラックスにつながります。
精油の効能などにかかわらず、好きな食べ物やかわいがっているペットのにおいなど、好きなもののにおいをかぐこともストレス発散につながります。
⑧買い物、食事
休みの日や仕事帰りに買い物や外食をするなど、金銭的な代償を伴って得られる快感もストレス発散となります。
ただし依存的になってしまう場合もあるため、その頻度には注意が必要です。
⑨旅行に行く
旅行やレジャーなど非日常的な空間に身を置くことでストレス発散する方法もあります。
他には映画館での映画鑑賞やテーマパークに行くことでも同じ効果が期待できます。
⑩体を動かす
適度に体を動かすことはストレス発散になります。
これは特別に時間やお金ををかけてスポーツにいそしむということではなく、デスクワークが続く中でも、定期的に一息入れて歩いたり体を動かす作業を組み込むことで実施できます。
⑪趣味を持つ
最後に、休日や勤務後に没頭できる趣味を見つけることです。
仕事を忘れて集中できる瞬間があればストレス発散につながります。
さいごに
ストレスを解消することで疲れをためない方法について解説してきましたが、疲れがたまる原因は当然これだけではありません。
特に、体調面や業務過多など物理的原因を気づかず、そのままの生活を続けていれば危険な状態になることもあります。
「疲れが取れないな」と感じたら自分で判断せず、周囲の人、あるいは医療機関や専門家などに相談し、まずは原因の究明をしていくことをお薦めします。
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- 本記事は2019年7月19日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。