うつ病の夫への接し方…家族だからできる3つのポイントとは?臨床心理士が解説
パートナーがうつ病になった時、誰もが戸惑いますよね。
それまでとは違う本人の様子に、心を痛めたり不安になったりすることもあるでしょう。
そんなときのために、このコラムでは、
「家族として本人を支えるために何が出来るのか」
「その家族の心身を守るために何が必要か」
といったことについて解説しています。うつ病について、家族について、一緒に考えていきましょう
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うつ病がもたらす日常生活への影響とは?
うつ病になると「気力がわかない」「何をするにもおっくうだ」と訴える患者さんが多く、よく「心がエネルギー切れを起こしている状態」であると例えられます。
そのことが、日常生活にどのような影響を及ぼすのかについて見てみましょう。
趣味や好きなことが出来なくなる
うつ病の代表的な症状の一つに、「興味や喜びの喪失」があげられます。
それまで好きだったことや趣味の活動などに関心がなくなり、何をしても「楽しい」「面白い」といった喜びの感情を持てなくなってしまいます。
その結果、何もせずに横になっていたり、ぼんやりしたりする時間が増えていきます。
日課がこなせなくなる
それまで何気なく行うことが出来た生活上の行動にも、支障をきたすことがあります。
例えば、
・入浴しなくなる
・身だしなみに気を使わなくなる
・スーパーや郵便局など近所の用事でも外に出ない
・料理や掃除が出来なくなる
といった状態です。会話など、人とのコミュニケーションもとりにくくなります。
食事や睡眠が困難になる
うつ病にかかることで、食欲が低下したり睡眠の質が悪くなったり(眠れない、眠りすぎる、朝早くに起きてしまう、夜中に何回も目が覚める、等)することがあります。
その影響で日中はぼーっとしてしまったり、イライラする、不機嫌になるといった状態が見られることもあります。
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- 本記事は2018年11月6日に公開されました。現在の状況とは異なる可能性があることをご了承ください。